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ひとりっ子の想いは重い


家族が体調を崩した際、自分しかいない!と
奮起しなければならない。
いつも思ってしまう事があります。

私が病気になったら、
誰も助けてくれない

アラフォー、独身そして、ひとりっ子であるどれみは、この先の不安が日に日に重くなる。


母、肺炎になる

今年に入って1月半ば。
母は、2階の人の風邪が感染し咳が出始めた。発熱無し。喉の痛みもある。そして息切れが出てきた。
早めに受診し様子を見るも息切れが良くならない。耳鼻科受診し検査するも異常無し。別の内科医で受診し肺炎との診断となった。
骨粗鬆症からの胸椎圧迫骨折から1年が経つも痛みがあり、骨を強くする注射も全くしない母。
今回、肺炎となり、さらに注射はしない。家事全般もしない。いや、出来ない。実家で過ごすことを余儀なくされた。

診察室まで付き添い

今回の受診時、私は、いつものように車で待っていた。
今までも車で待っていたり、終わり次第連絡をもらう形で用事をしていた。
今回、車で待っていると病院の看護師さんから「ご家族も一緒に先生の説明を聞いていただきたいので、診察室まで来てもらえますか」と言われた。
骨粗鬆症の圧迫骨折以来、2回目の診察の付き添い。
肺炎の診断と薬の説明を聞いた。

母は、もう一人で先生の説明を聞けなくなったのか…。
誰かがいた方がいいと第三者から判断されたのか…。

なんでもさせようとする

病院内まで付き添うと診察券を出すのも頼もうとする。
無言でどれみに診察券と保険証を渡そうとした。

『自分で出せるやん』

母は、黙って自分で受付をしに行き、診察室に近い椅子に座った。

冷たい娘だと思われるだろう。
診察券ぐらい出してあげたらいいのに…。

後にも先にも
「感謝」という気持ちが欠けている人に
『これぐらいのこと』って思われる事ができないものです。
身内だからできなかったりします。
どれみは、できない。
介護福祉士ですが、身内には厳しい人です。

ひとりでこの先

母には、どれみがいる。
歳を重ねていくどれみには、この先、助けてくれる人がいるのだろうか…。
健康なまま、歳を重ねられたらいいけれど、こればかりは分からない。
誰もが明日の事は、分からない。

いつも思う。

ひとりで生きていけるとも到底、思っていない。今すぐ、彼氏や旦那さんが現れない。
ひとりでできる事は、1つでも多い方がいい。
友達がどこまで助けてくれるのか…迷惑だろうなぁ…。
ひとりが辛くても、1人なのは変わらない。
自分に言い聞かせきた。

一旦、考えるのを止めよう
なるようにしかならない

温かいご飯と寝ること

考えて塞ぎ込む時は、仕事が忙しくて、しんどくて、しっかり休めていなかったり…ゆっくりご飯が食べれてなかったりする。

母の受診後、母は『サンドイッチが食べたい』と言ったのでスーパーでサンドイッチを買った。
帰ってすぐ、洗濯を干し、おでんを作り、解凍した豚肉と野菜を炒めた。
母は、ゆっくりサンドイッチを食べていた。
今晩は、温かいおでんと野菜炒めを食べる。
そして、いつもより早く暖かい布団に入って寝ます。

またふと、この先の生きる過程で不安になるだろう。
すぐにしんどくなるのは知っている。

今は、母が早く肺炎と圧迫骨折から回復し、ぼちぼち元気に暮らせることを願う。
私が、自分の事を大切にできることができていれば、少しだけ心軽く、明日の朝を迎えられる。母にも少し優しくなれる。そうであって欲しい。

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