生きるために必要なこと三選。
歳を重ねた今、不幸の原因が何であるかを知ることができた。
家族の大切さ、ありがたみを支えに、今あるものに感謝することの大切さを知った。
私の幼少期は、灰色の空の下で生きているような感覚であった。
特に思春期は、生きることへの絶望感が度々訪れ、心が自殺の淵に立つことが多かった。
それでも思いとどまることができたのは、恐らく普遍的美しさへの追求の思いが強かったからだと思う。
このまま死んでなるものかー
心の美しいもの、傷ついたものが、なぜ死んでいかなければならないのかー
そんな悲しいことはあるかー
負けてたまるかー
不幸にならないために、幸せを感じるために、生きるために必要なことは、美しさ・愛・人と比べない、この3つだと信じている。
①美しさが最強。
普遍的、自然の美しさに勝るものはない。
朝起きて聞こえる鳥のさえずり、新緑の季節に見られる樹々と澄んだ葉、飼い主を見る犬の忠誠心と愛くるしい目、爽やかな空気、道端に咲くたんぽぽ、モンシロチョウのヒラヒラ飛ぶ姿、夕焼けとカラス、ビルの屋上で見る夕日と風の音、子どもの笑顔、、
これらに勝る美しさがあるはずもない。
②愛は大事。
一番大事なことは家族への愛、感謝を忘れないことだと思う。
家族がいない人も、周りの人に感謝することはできる。
医者やコンビニの店員、職場の人や客など、それらのおかげを少しでも感じること。
自分には愛する対象が何もないと思う人は、家に感謝するのも良い。
自宅を出る時に感謝、帰ってきて感謝。自分の家を愛してその空間に感謝すること。
住まいを心地よい空間に整えて、愛着を持つようにすることで、心が潤うはずだ。
③他人は他人。
世の中の流れや常識は、多数の同調意見が作り上げたもの。
そのような自分の人生とは関係のない、他人の基準で生きないことは、これからの世を生きるのに必須のスキルである。
私はSNSのファッション情報が、何も自分を潤さないことを知った。
他人と比較することで得るものはないもないし、憧れることも無意味である。
また自分も他人をジャッジしないことも必要だ。愛するもの以外、無関心になること。
これにより、どうせ得られないものを手放すこともできる。生きるのが楽になる。
他人と比較して自己嫌悪に陥らないことは、今の時代、必要最低限のスキルになった。