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【自己投資不要説①】○○に課金してるだけ 情弱ビジネスの養分にならないために

はじめに

貯金あるある言いたい~
節約・貯金してたらほぼ確実に耳に飛び込んでくるフレーズ(ノイズ)がある。

それが
「お金は貯めるより使った方が良いぞ」
的なやつです。

特に若い人に対しては人生の先輩面したい老害が有益なアドバイス風を装って言いがちなこと。
「若い時から貯金なんて…(夢が無い?)」とか「自分を高めるためにつかうべき」とかってのも派生形として存在します。

欲望のまま、愛のままにワガママにお金を浪費しまくって良いってのはさすがに同意できる人は少ないはず。
ゲーム課金やら推し活やらに全ツッパしてる人でも、内心じゃ薄っすらと「ちょっとヤバいよね」と思いつつ使ってるんじゃないかと勝手に心中を察してみます。

一方で自己研鑽とか自己投資のためにお金を惜しむべきじゃないって言われたらどうでしょう?
何となく美しい使い道な感じがするんじゃないかと思います。

ふつくしい…

確かに若いうちは色んな思考や知識を吸収する伸びしろはあります。
なので自己投資によって人的資本(スキルとか能力とか稼ぐ力)を強化しやすいフェーズです。

しかも得た資本を活かせる期間も長いので投資を十分に回収する余地もあります。
そう考えると何だかコスパは良さそうだし合理的な使い道って感じもする。

コレは机上の空論でしかなく、自己投資は言うほど有意義なお金の使い方じゃありません。
なので、積極的に自己投資なんてしなくても良いってのが個人的な見解。

そこで、このノートでは自己投資にお金をかけることが正義でもなければ美しくもない理由について何回かに分けて解説します。
自己投資の現実を直視して、お金とか時間っていう貴重なリソースをムダにしないよう考え直す参考にしてください。


1 金額は価値と無関係

自己投資の主な目的は自己資本(スキルや能力)を伸ばして、仕事を含めて人生そのものを有利にすることです。
稼ぐため、って対象を絞りがちですが、幸福に生きるとか生活を快適にするとかも自己投資の一環として良いと思います。
(まずは定義を明確にしないと気が済まない人)

その中でも特にお金を稼ぐことなどビジネス面の自己投資にフォーカスした時に思うのがコレ↓。
「それにお金かける意味ある?」ってこと。
言い換えるなら「お金をかけることが正義じゃないんじゃない?」ってことです。

金融投資の場合は入金力(だけ)がものを言う世界です。
つまり投資に資金を投じるほどリターンも大きくなるってことで、お金をかけることが正義になります。
こうなるのはリターン率(%)がほぼ一定で、額を変えるしかできることが無いからです。

一方で自己投資はどうかって言うと、そんなことはありません。
リターン率が不安定どころか予想することすら難しい…。
そもそも金融投資のような「リターン(円)=リターン率(%)× 投資額(円)」って公式そのものが成立しません。

高ければ高いほど良い知識や情報ってわけじゃない。
セミナーやら情報商材やらオンラインサロンみたいにコストがバカ高い自己投資案件(?)は山ほどあります。

こういうお金がかかるものほど得られる知識や情報の質が高いなんてことないじゃないですか?
むしろどっちかってと値段が高いくせに内容ペラッペラってパターンがザラ。

メンディー?

逆もまた然りで、お金をかけないからって質の低い情報しか手に入らないわけじゃありません。
今では図書館、ブログ、YouTubeであらゆる情報を無料で入手できちゃいます。
もちろんどれも玉石混交ですが、セミナーみたいな情弱ビジネスに比べれば、比率としてはかなりマシな方じゃないかと。

2 課金によって何を得る?

テクノロジーやらSNSなどのプラットフォームの発達のお陰様で、今や誰でも情報にアクセスできて、かつ発信できるようになりました。
そんな世の中にあって、アホみたいに高額なセミナーと図書館の違いは加工の有無くらいです。

テクノロジーの発展の副作用として情報量が膨大になってしまったので、何が有益なのかを探し出さなきゃいけません。
また、抽象的な情報はそのまんまじゃ使えないから、自力で具体的な使える形に解釈して知識とか知恵に変換する必要もあります。

この手間を代わりにやってもらったモノが高額の商材ですね。
食材の仕入れから調理までメンドウだからって人に丸投げする加工食品とか外食と同じこと。
言わば家事のアウトソースならぬ知のアウトソースすね。

とは言え加工の手間としてはだいぶ割高(これは外食もしかり)。
だし、こうやって課金して得たノウハウに価値があるかって言うと、それもだいぶ怪しい…。

と言うのも、大事なのは収集と変換という最も頭を使うプロセスの部分。
要は釣り方じゃなくて魚を与えてもらってるだけなので、永久に釣りができる人に依存することになる。
そもそも考える力が無い人が結論だけ貰ったとこで、まともに活かせないでしょうね。

3ご利用は計画的に

こんな感じで余分なコストは何に対して払ってるのかってとこを明確にする必要があります。
買い物のシーンでは当たり前のことですが、自己投資においてもそれは変わらずです。

「値段によって情報の質に違いがある」って勘違いを拭い去れない人もいるかもしれませんが、そういう人は特に要注意。
と言うのも、その思考こそ詐欺被害者マインドだからです。

お金を払うことでしか得られない知る人ぞ知る情報、簡単に言えば裏ワザみたいなものが存在するって思い込んじゃってるわけじゃないですか。
現実の人生にそんなショートカットなんてあるわけないのに、その幻想と甘い言葉に踊らされてお金をむしり取られてしまいます。

発想が陰謀論者と同レべですよね。
ちなみに陰謀論者は頭があまりよろしくないって統計もあるとかなんとか。

お金が余って仕方ないとか、インフルエンサーの大ファンって人はお布施として課金しても良いのかもしれません。
お金の面はそれで良い(かは知らん)として、得られるものが特にないってもう1つの問題もぜひ忘れないように。

こうならないことを祈る

何となく「投資」ってワードのせいで、お金を使うことを前提とする方向に意識が向きがちですが、こと自己投資においてはお金を使うかどうかは本質じゃない。
何のためかって言えば、それは自己資本を強化することです。
もっと言うならお金を稼ぐ・増やすため。

こう考えれば、お金を増やしたいのにお金を使うなんてのは本末転倒。
可能な限りお金は使わずにお金を得ることに繋げてく。
目的と手段の合わせて考えた時、自己投資だったとしてもお金の使い道としては正当化できないんじゃないかなーと。

この他にも自己投資にお金やら時間などのリソースをあまり割くべきじゃないと考える理由もあります。
次回以降にも続きますので、ぜひそっちのノートも参考にしてください。
てなとこで。


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toh Ma -とうま-
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