ビジネスの森の「赤ずきん」になんてならない
誰もが知ってる童話「赤ずきん」
初めて1人でお使いをする誇らしさ。
しかも、可愛らしい赤い頭巾を着て心も浮き立ちます。
モチベーションはマックス!です。
でも、森の中は誘惑がたくさん。
ついついよそ見をしてしまいます。
それに「おばあさんにお花を持っていけばきっと喜んでくれる」という、素晴らしい理由まであります。
赤ずきんの童話は、ご存知のようにハッピーエンドです。
でも「ビジネスの森」を進む私達の現実ではそう簡単にはいきません。
なぜなら:
時間は有限リソースだから。
童話と違って、ハッピーエンドは保証されません。
そして、よそ見している間に、時間はどんどん減っていくのです。
例えば、
・起業が目的なのに、その準備と称して複数のセミナーに参加して「勉強」ばかりしている。
➡︎あなたは、いつ起業するの?
・他の人の成功に「インスパイア」されて、違う方向へ何度も「軌道修正」する。
➡︎あなたは、どこに行きたいの?
・ビジネス書を読んでわかったつもりになる。
➡︎その知識、あなたはちゃんと使えてる?
これらは全て、本来の目的に行く途中で「キラキラしたもの」に目を奪われて、道から外れてしまった状態です。
そして、寄り道にはもっともらしい理由まであります。
「自分はまだまだ未熟だから勉強しているんだ」
「勉強」が怖いのは、それ自体は確かに素晴らしいからです。
でも、ビジネスの世界にいれば、カウントされるのは「行動」です。
「実績」と言ってもいいかも知れません。
ちょっとキツイ言い方かも知れませんが、よそ見の理由はいつも後付けで、「やらない」と言う罪悪感をなくしていることも多いです。
行動しなければ「失敗」もありません。安全なんですよね。
時間は「命」です。
今この瞬間、私たちは自分の命を使っています。
ミッションやヴィジョンという言葉が当たり前のように使われていますが、「使命」という表現を見直すと「命を使う」というのが、そのまま現れています。
そういうことなんだなぁ、と改めて感じます。
正直に言って、私も勉強ばかりしてしまう傾向があります。
今も講座を受けたり、ワークショップグループに属していたりします。
そんな私が気をつけているのは「これは、私の『使命』に直結しているのか?」です。
興味だけで言ったら、あれもこれも勉強したいことはありますが、ビジネスを考えた場合、常に「これは、私のビジネスの目的に適っているのか?」を考えて優先度を検討します。
ビジネスの森のオオカミは、市場でも競合でもなく「時間」です。
迷子の赤ずきんは、オオカミに食べられちゃいますよ、ね。
自分の「魅力」を知って、自分らしく生きるためのコーチングをしています。
詳しくはサイトから:noriko-kondo.com
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