五月晴れ!田植えの季節がやってきた!
皆さん、こんにちは。
5月になり、一年でもっとも心地良い季節がやってきました。FARMYのNANAです。
ここ信州は今、田んぼに水が入り、その水面にまだ雪の残る山が映って、とても美しい景色となっています。
年に一度の『田植え』が始まりました。
今日はその田植えについてお話ししたいと思います。
田植えってそもそもいつから始まったの❓
田植えの歴史は約3万年前の石器時代までさかのぼると言われています。原始時代に稲の種をまいて育てたのが、稲作の始まりだそうです。日本にお米が伝わったのは縄文時代。中国から朝鮮半島南部を渡り、その後日本に伝わったといわれています。
お米を作って食べることは思っていたよりずっと昔から営まれていたんですね。マンモスがいた頃にも田植えは行われていたわけです(笑)。
日本神話にお米の起源が⁉️
天孫降臨のとき、ニニギノミコトは天照大神より国民が飢えることがないようにと、高天原に実っていた稲穂を授かります。
https://www.jinjahoncho.or.jp/shinto/shinwa/story7
そして、それを以て五穀豊穣となるよう、言い渡されました。ニニギノミコトはしかとその命を受け、代々日本の皇となるものに引き継ぎます。つまり、日本の神様から渡されたとても大切な稲穂は天皇が受け取り、毎年五穀豊穣を願い、全国民のために神事が執り行われます。皇居にも田んぼがあることをご存知ですか?
田んぼの神事とは❓
田植えの前に、豊作を祈って行われる神事で、お田植え祭とも言われます。
田んぼに神様を下ろし、収穫までの間、そこにとどまっていただき、田んぼの守護と稲の生育を助けてもらいます。イメージしやすいところで言うと、家や建物を建築する前の地鎮祭に近いですね。夏の間、神様は田んぼにとどまっていてくれてますから、昔の人々はその田畑を日々整え、祈り、手を合わせることで、神様と対話をしていたのです。のちにこれが神社の形になっていきます。
昔と今はどう違うの❓
田植えの昔と今を比べると、大きな違いは〝手植え〟と〝田植え機〟です。 手植えの場合、男性が苗を運び田んぼに目印をつけます。 その後、女性が田植えをするのが一般的で作業が分担されていました。 ちなみに田植えをする女性は「早乙女(さおとめ)」と呼ばれていました。この早乙女は実は結婚係。苗を土に植える・結ぶ=苗と大地を結婚させることで種子が実る。この種がお米です。
神事により結びの準備が整った田んぼに、苗を植えていく、この儀式(作業)が早乙女の役割です。
つまり田植え自体が「カミゴト」なんですね。
お田植え神事をしているところは少ないですが、神聖な気持ちで田植えをすることは日々のお米をいただく感謝につながります。
手植えの田植え体験ができる所は意外とありますので、興味のある方は、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ちなみにFARMYの田植えイベントは今週末5/20です♪