「人間としての最高の行いとは何だろう」新年度全社朝礼レポ
皆さん、こんにちは。CEO Officeの西です。2022年9月1日、小学生は始業式ですね。私たちファームノートも新たな年を重ねます。キックオフがオンラインで行われました。代表の小林さんから期初によせて皆さんにプレゼンしました。その模様をまとめました。
人間としての最高の行いとは何だろう
本日、9月1日でファームノートホールディングスは7期目を迎えます。みなさんと迎えられて嬉しく思います。今日、皆さんにお伝えしたいことがあります。一般的な全社ミーティングであれば売上や事業計画を達成するために「こうしよう、ああしよう。」と話すものです。今回は全く違う角度でお話します。皆さんに1年間走り抜けられるメッセージを送りたいと思います。
それは「人間としての最高の行いとは何だろう」です。いきなり哲学的な話にも聞こえるかもしれません。私は今日で経営者生活19年目を迎え、丸18年間で得られたことを皆さんに提供したいです。それは世の中のため、人のためにことをなす。これに尽きます。
ファームノートをスタートするきっかけが良い例です。2013年5月にセールスフォースのイベントを帯広で開催したときに畜産農家と出会い「紙がたくさんあって大変なんだ。何とかならないか。」と聞かされました。結果的にはご契約には至りませんでしたが、この課題に可能性があると感じたのです。そして2013年7月にある方と出会います。別海町で清掃業を営む渡邊清掃の藤本達也さんです。彼に「農家さんを紹介して欲しい。」と頼みました。
そこで竹下さんと臼井さんに出会い、ファームノートの構想を見せたのです。
2人から「これは絶対やるべきだ!」と背中を押されました。「酪農革命を一緒に起こしましょう!」とまで言ってくださいました。
当時10年目の経営者でしたが、ワクワクし直感的にやることにしたのです。でも途中で気づいたのです。事業に可能性を感じたのではなく、臼井さんと竹下さんと仕事がしたくなったのです。私はITが好きで自分で作ったツールが人のためになると分かったのでやってみようとなりました。ちなみにスカイアークでは誘いきれなかった下村(現ファームノート代表)さんに話したら「面白い。やるべきだ」と乗ってくれました。農家さんを紹介してほしいと言われ、吹雪のなか連れて行ったことも良い思い出です。そして、2014年3月にファームノートサミットで発表したのです。
自分が「出会った人たちと何を作りたいのか」を大切にしていることに気づきました。当時はわからなかったです。クラウドツールを作って上場することくらいしか考えていませんでした。つまり、かつては自分のことを中心に考えていたのです。でも奥底にある「この人と何がやりたいのか」という気持ちに気づきました。そのきっかけを頂いたのは社員はもちろん、約1,900のお客様、60を超える株主、複数のパートナー、もちろん地域社会の皆さんです。ビジネスを成功させるためにやっているのではなく、人のために何ができるのか考えていたらビジネスになったのです。
この問いを自分に問いかけてください。大切な人に何をしてあげたいのか。そしてこの人とやりたいと思ったら、何ができるのか、何がしたいのか。ぜひ心に問いかけてください。幸せを切り開く一歩です。世のため人のためになることは自分のためになることなのです。木や牛といった自然や動物は、みんな無意識に「世のため、人のため、地球のため」に動いています。人間も同じはずです。でも、「お金だ、地位だ、プライドだ」が邪魔してしまう。人のため、世のためだったはずが、自分の趣味や生活のために変わってしまうのです。
だからこそ今日からの1年間は人のため、世のために何をしてあげたいか。広すぎるのであれば、家族や同僚など、自分の大切な人たちに何をしてあげたいかを考えてみてください。これが私が考えている人間としての最高の行いだと思います。そして、これが本当のつながりだと思います。今日、19年目の社長生活を皆さんと始められることが大変嬉しいです。たった18年の社長人生で「この人達と何かしたい」という手段がファームノートであり、こんな嬉しいことはありません。
自分が生きている1分1秒を人のために使うことで、喜びや幸せとして返ってくる。これこそが真の人間の幸せではないかと思っています。ぜひその気持ちを胸に過ごしてみてください。1年後にはまた素晴らしい道が拓けています。
私たちは『「生きる」を、つなぐ。』をグループビジョンに掲げ、皆そういう願いに共感し、皆さんが集まってくれました。本当に感謝しています。グループ第7期に気持ちを新たに、そして「ただいま」と言いたくなる社内の雰囲気を作り、ほっとする文化が会社中に充満することに、より一層取り組んでいきます。これこそ私たちが大切にするバリュー「Be Connected」の体現に向けてまた改めて作っていきましょう。
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