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ないことだらけの野菜作り


ビニールマルチを使わない

 私たちの農業は、ビニールマルチを使わず、野菜・穀物の栽培をしています。有機栽培をかじったことのある人は知っているかもしれませんが、有機栽培は大量のビニール資材を使用します。
 防虫ネット・防草シート・紐・ビニールマルチ・ビニールトンネル・梱包資材…などなど、目に付くものすべてがビニール資材!…なんて言いすぎですかね。笑 それくらいビニールが使われています。また、ビニールマルチなんかは雑草と絡まって田畑へ残存させ、トラクターで耕してしまう人もいます。臭い物に蓋をする的なノリです。これが嫌いで、私たちの栽培で使うことをやめました。(だたビニールハウスは使っていますので、完全に脱っすることはできていませんが、将来はガラス温室を建てることを予定しています。)

マルチのゴミが飛散

堆肥も買わない

 また、堆肥も自給です。よって、購入肥料もありません。堆肥は造園屋から頂く枝葉のチップ、鶏、豚の糞が自然に混ざったものだけを使用します。全て目の届く範囲からいただくものと農園の副産物を利用しています。

腐葉土も飼わない

 腐葉土は落ち葉を堆積してつくることができます。私たちの住む地域では、大きな公園が数か所あります。時期になると、そこから大量の落ち葉をもらいます。軽トラで山盛り20往復以上します。
 腐葉土は、意図せず副産物のカブトムシもゲットできます。子供たちに人気で、我が家は幼虫スポットと化しています…(笑)

かわいい…当時3才

餌も買わない

 飼っている動物は、すべて自給飼料で生活しています。(蛎殻は除く) 小麦・米・大豆、米ぬか、魚のアラ、野菜の残渣などを集めたり、自分で育てています。協力をしてくださる皆さんのおかげで、私たちの動物の食生活は成り立っています。

自給飼料を食べるぶーちゃん

直売所へ出荷しない

 あと、これも驚かれるかと思いますが、直売所へは一切卸していません。就農当初の体験が影響していると思います。まず、価格決定権がほぼ無いことです。出荷する農家を調査したことがあって、来たのは高齢者だけ。お小遣い稼ぎがしたい人たちなので、そこまで真剣な値段設定をしません。よって、250円で売りたいものを90円で売られてしまうのです。どうしたら生活できるかを考え、ソッコーで選択肢から排除したのが今にも響いています。
 もちろん、こういった直売所に出会ってしまったのが原因なので、もしそこが繫盛している直売所だったなら、そういった感覚にならなかったと思います。
 こういった経験で直売所へ出荷せず、会員制にして農産物の販売をして生計を立てています。最初は苦労をしましたが、全て無償で手に入る反省材料だったので、苦労とは思いませんでした。スーパーで、豆腐とモヤシが買えなかった時代が懐かしい…(笑)
 今ではECサイトも辞めたいくらいです。こんなECサイトには出店やめろ!みたいな記事書きたいくらい…。食べ〇系とか。

有料記事は栽培技術

 気になるのが、どうやって栽培しているのかということ。私たちの栽培方法に関する質問が後を絶たないため、それを有料記事として配信予定です。なぜ有料にするかと言うと、聞くだけ聞いて実践しない人が多いからです。(もっとも、作業工程の実際を見ないとわからない部分が多いが…)
以下に該当すると思う方は、是非ご購読ください。
・現在有機栽培をしている方
・家庭菜園でビニールマルチを大量に使っているが、変えたい人
・農業を始めたいが、研修先で理想と現実の差を目の当たりにした方
・敷かれたレールが嫌いな方
・有機栽培野菜がビニール資材にあふれていることに気づいた方
 そんな人たち向けのコンテンツです。それ以外の方には、一切払う価値のない記事です。宜しくお願い致します。

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