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香川県さぬき市でのインゲンづくり
つるなし【ファジョリーニ・ミスティ】(2023年8月23日自家採種1回目)
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基本情報
インゲンの原産地は中央アメリカで、1654年に「隠元禅師」によってもたらされたことから”インゲン”と呼ばれるようになった。熟したマメを食べるインゲン、若いさやごと食べるサヤインゲンに分けられる。また、「つるなし種」と「つるあり種」があるが、つるなし種のほうが収穫期間が短く、支柱の心配もない。
生育適温は18~28℃で冷涼な気候を好み、25℃以上になると落花が多くなる。
栽培のポイント
・マメ科インゲンマメ属
・強風に弱いので、台風シーズンを避けて栽培するか、風よけする。
・本葉が出るまでは鳥よけすると安心。
肥料について
肥料はなくてもよく育つが、使う場合は元肥を少量でよい。
種まき(露地栽培は4月下旬に)
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1か所に3粒ずつまく。指で種を人差し指の爪と第一関節の間くらいまで押し込む。土をかけて落ち着かせる。水やりはしなくてもよいが、したほうが発芽しやすい。
本葉3~4枚までに生育の良いものを2本残す。
管理作業(3~4月の発芽後すぐ)
開花~着莢時期は乾燥させないように注意。高温期に開花すると着莢が悪くなるので播種期を選ぶ。
プロのコツ
開花がはじまった頃、畝間を中耕するとよい。マルチをしていないときは土寄せする。
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収穫(5月中旬~6月下旬の午前中)
実がふくらむ前に収獲する
莢が柔軟で子実が充実しないうちに収穫する。とり遅れると莢の品質が低下するので注意。
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病害虫対策
肥料が多いとアブラムシが出やすいので注意。風通しをよくすると病害虫の予防になるので、混み合う葉はとり除くとよい。害虫を見つけたら手でとる。コガネムシはサヤについて食害する。
種とり(7月下旬頃と8月中旬頃の晴れた日)
サヤが枯れて乾燥してきたらとりこみ、雨のかからない場所で乾燥させてから、種をとり出す。乾燥剤を入れて密閉して冷蔵保存。