『戦争と平和の法』各国語版の底本となった最良のバルベイラク訳註本
グロティウス 『戦争と平和の法』 仏語版 バルベイラク訳・註 1724年 アムステルダム刊
Grotius, Hugo, 1578-1645, Le Droit de la Guerre, et de la Paix. Nouvelle Traduction, par Jean Barbeyrac. Tome I-II en 1. Amsterdam, Pierre de Coup, 1724.<R23-272>
Second French edition. 2 vols. in 1. 4to, [vi], xliii, [iii], 518; 519-1001, [37]pp, recent half-calf, raised bands, gilt spine, marbled boards. Meulen 654
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『戦争と平和の法』の仏訳版は既に17 世紀において現れていましたが、真の意味でその内容が広く影響を持つに至ったのは、本書であるバルベイラク注釈版によるといえます。
バルベイラク(Jean Barbeyrac, 1674 - 1744)はブランデンブルク・プロイセンやスイス各地の教育機関、大学で教鞭をとったフランスの法学者。グロティウスやプーフェンドルフの著作のフランス語訳とそれらに付した詳細な註釈を残したことで知られています。
彼が翻訳の際に付した註釈は当時から現代に至るまで非常に高く評価されており、グロティウスやプーフェンドルフの各国語訳は「バルベイラク註釈付き」であることが、重要であるとされています。
本書はその後のグロティウス『戦争と平和の法』仏訳の決定版となったばかりか、同書の英訳版をはじめとした各国語訳の底本にもなり、現在の研究においても確固たる地位を占めています。
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