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今日のパレスティナ 光と影

フーゴ―・ヘルマン 『今日のパレスティナ 光と影』 ユダヤ暦5695年 / 西暦1935年 テル・アビブ刊
Hermann, Hugo, Palastina heute. Licht und Schatten. Tel-Aviv, Verlag Hamatarah, 5695/1935.<R15-426>
First Edition. 8vo, 249pp, with a folding map, original cloth

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著者のフーゴ・ヘルマンはメーレン地方(現在のチェコ東部)のドイツ系ユダヤ教徒の家系出身のジャーナリストで、シオニズム活動家でした。

学生時代からシオニズムに関心を抱き、1922年からパレスティナ国家建設のための財団で活動し、1925年には初めてパレスティナを訪れ、1934年以降はエルサレムへ定住しました。

ジャーナリズム活動と並んで著述活動も活発で、1933年に「真実のパレスティナ」を刊行し、本書はその続編にあたる書籍です。

あからさまに反ユダヤ主義を唱える国民社会主義政権が誕生した1930年代において、本書にて当時進行中だった「ユダヤ人の国民国家の基礎」の発展を改めて示そうとしたものと思われます。

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