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なぜ秋にキムチは売れないのか?!

11月となり秋もどんどん深まってきました。
秋と言えば、キムチ屋の話しのネタとして「秋にキムチは売れない」があります。
今回は何故秋にキムチ売れないのか?!を検証する、誰が興味あるねん!シリーズを書かせていただきます。

本当に秋にキムチは売れないのか?!

セロリキムチ

3月~5月の春、6月~8月の夏、9月~11月の秋、12月~2月の冬。
会社として上記のように1年を4分割して売上など色んな数値を見ています。
単月ごとで見ると変動する要因もあり数字のブレが大きいですが、3ヶ月毎で見ると変動要因を抑えられるからです。
大まかな分け方ですが、季節もそこまでずれてないでしょう。

その中、秋(9月~11月)の数字が極めて悪いです。
印象として売れていないとは思っていましたが、数値としても夏(6月~8月)や春(3月~5月)より20%くらい、冬より10%弱くらい悪いです。
単月で売れる月(8月や12月)の翌月は反動で売れないなどはありますが、3ヶ月通して売れないとなると何か原因があると思っています。

秋にキムチが売れないのは旬の食べ物との相性か?

れんこんキムチ

ご存知かと思いますが、秋は食べ物が美味しいと言われる季節です。
気候も穏やかになり、色々な秋の味覚がでてきます。
食欲の秋とも言われ、人々が食欲が旺盛になる時期にキムチは売れない・・。
不思議な現象ですね。

そこで、一つ目の要因として「秋の味覚があり過ぎてキムチを食べる気分にならない」はあるのじゃないでしょうか。
松茸や栗をはじめとした炊き込みごはんや、柿やぶどうや梨などの果実は秋の味覚の代表格ですが、その食卓にキムチはイメージできないですね。
そのイメージを覆すのに「柿キムチ」を作ったこともあります。
味は美味しいけど、食べるシーンがなくてお蔵入りになりましたが・・。

また、秋刀魚や牡蠣などの魚介類にはキムチが合うのですが、まだまだ浸透していないのでしょうか。

我が家の秋の定番料理「牡蠣入りキムチチゲ」

牡蠣入りキムチチゲは牡蠣の旨みがしみ出たスープは絶品でご飯がすすみます♪
このメニューが出てくると秋を感じるのですが、そんな家庭はまだまだ少ないでしょう。

秋にキムチが売れないのはイベントの関係か?

イベント用の詰め合わせ「家族の気持ち」

以前のブログ(父の日とキムチ)でも書きましたが、特定のイベントと合わせて上記の様な詰め合わせのキムチが売れます。
(この記事は父として読むには辛い結果が書いてますが・・)
秋のイベントといえば、9月のシルバーウィーク、10月のハロウィン、11月のボジョレーが代表的です。

そこで、シルバーウィークもハロウィンもキムチの販促に挑戦しましたが、結果は惨敗。
ハロウィンはそもそも無理がありましたし、ボジョレーは挑戦すらしていません(笑)
それもあり、ここ数年は9月~11月のイベントでキムチの販促はゼロです。

バーベキューの需要や、キムチ鍋の需要もあるはずなんですが、大きく動くほどではありません。
二つ目の要因として「キムチを食べる気分になるイベントがない」もありますね。

以上のような要因があり「秋にキムチは売れない」という結果につながるのでしょう。
あくまでも推測の域は超えませんが、大きくは外れてないのではと思っています。
冒頭に書いたように、誰が興味あるねん!!と突っ込まれそうなネタですが、前から気になっていたことなので書きました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます♪

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