【第21話】感動体験

今回は自身の感動体験を。
先日も書いたのですが、北海道は岩内町にある“高島旅館”さんを。海鮮をこれでもか!と味わえるお宿さんです。これでもか!って、ありがちな表現ですが、ここはほんとにその表現がピッタリ。1番高いプラン(それでも19000円!)で予約して、夕食で最初に並んだ料理を見て、美味しそうだけど普通よりちょっといいくらいかなぁと思ってました。でも、、、20分くらい経った時でしょうか、まずはアワビの焼き、おっと思った束の間、今度はアワビ刺し、そしてお鍋登場でそこにもアワビ!!ほんと、一年分は食べたかな?と思うほどのアワビ祭り。そして、日本酒が次から次へと。。。
全国各地の銘柄が揃い、しかも、、一合800円くらい。銘柄を考えると考えられない料金。安いから、というより接客の端々から出る、楽しんでもらいたいという気持ちが出ているところ。だからこちらも楽しくなる、幸せな気持ちになる。うまく言葉にできないですが、食事にストーリーがあるんです。お宿側に、「こういう順番で料理を提供したら、喜んでくれるんじゃないか?」「これくらいじゃ足りないんじゃないか?」などと、最大限喜ばせるためのストーリー作りをしてるんじゃないかと思うんです。そして我々はお宿さんの描いたストーリー通りに喜び、その笑顔を見てお宿側も喜ぶ。このwinwinな関係がお宿さんの努力により創り出される。これこそがこのお宿の感動の源だなと思います。

書いていて思いますが、感動は思いやり、相手を喜ばせようとする気持ち、ここに宿っている気がします。
あらゆる商品において、これがあるかないか?もちろんお客さん側にもそれを受け取る準備が求められていて、双方が準備万端ではじめてwinwinになれる、そんな気がしてきました。

他にもそんな体験がないか、次回はもう少し思い出してみます。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?