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#nishinote オープン朝礼

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F&Pジャパン代表・西野が社内で発信している 食文化の気づき、F&Pのブランドメイキングストーリーや、日々のマーケティング活動や起業に関するリアルな実体験などから、隔週更新で公開…
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記事一覧

F&P流、新しい一年の整え方

あけましておめでとうございます🙇‍♂️ みなさんは、ご家族や友人と、温かい時間を過ごせましたでしょうか。 僕も例年通り、実家に帰省して新年を迎えました。 店舗も事務所もお休み、電話も鳴らない、メールも来ない、 ありがたい貴重な時間は新しい年の飛躍を願い、ゆっくりと思考の棚卸しに使わせてもらっています。 家族で祝膳を囲んだり、カードゲームをしたり、 海辺を歩いたり、近くの社参りをしたり、ということはあれど、 ゴロゴロと新春特番を見たり、暴飲暴食したり、ということがないの

あえて不自由な環境に自分を置く

今回は、オープン朝礼の「社長日記」回ということで、 西野の脳内書き下ろし、日常の気づきの公開にお付き合いをいただきます。 (この記事は、2023年8月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) #115  あえて不自由な環境に自分を置く 僕は2002年の新卒なので、軽く数えてみたらまあ、社会人23年目ということになるでしょうか。 あー恐ろしいですね。。時の流れというやつはね。。 それだけ年月を経てしまうと、逆にふだん仕事していてなかなか気づかないこと

マーケット・インに感じる違和感の正体

今回は、オープン朝礼の「社長日記」回ということで、 西野の脳内書き下ろし、日常の気づきの公開にお付き合いをいただきます。 (この記事は、2023年6月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) #112 マーケット・インに感じる違和感の正体 「マーケティング」と言ったら、今日のビジネスでも必須ファクターですが、 僕の社会人キャリアを振り返ると、「マーケティングこそはビジネスそのものだ」くらいの感覚で仕事をしてきたように思います。 大学で政治学を専攻し

白い紙の上におとぎの城を描く

今回は、オープン朝礼の「社長日記」回ということで、 西野の脳内書き下ろし、日常の気づきの公開にお付き合いをいただきます。 (この記事は、2024年5月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) #109  白い紙の上におとぎの城を描く ちょっと前まで、青山店や加盟店のショップメニュー背景は黒板をモチーフにしたような「黒」だったんですが、最近になって「白」ベースがメインになりました。 一見、なんの変哲もなバージョンアップではあるのですが、「黒から白に変

会社の中にある、「見えない資産」とはなにか?

今回は、オープン朝礼の「社長日記」回ということで、 西野の脳内書き下ろし、日常の気づきの公開にお付き合いをいただきます。 (この記事は、2024年5月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) #106  見えない資産 F&Pジャパンは2月が決算月なのですが、ようやくその決算報告が出て、4月末に株主総会の承認を経て税務申告してきました。 F&Pジャパンはこの第5期、とても大きく成長しましたが、僕としてはまだまだ全体のうちの2合目くらいだなあという印象

価値のないものに、特別な価値を吹き込む

今回は、自分語りからの、僕なりの「ブランディング観」についてお話させていただきます。 (この記事は、2023年7月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) 価値のないものに、特別な価値を吹き込む うちの長男が小学校5年生の夏休みに入ったのですが、自分自身の小学校5年生の夏休みの記憶といえば、わりと鮮明です。 僕は小学校から大学卒業までボーイスカウトをやっていた、という話は何度かさせてもらっていますが、それはもう子どもの頃からのガチな「タテ社会」でし

文章を書くということ

おかげさまで、投稿100回目を迎えることができました。 そんな節目に、胸の内を語ります。特にオチはありません。 文章を書くということ 日々、著書執筆やら記事連載やらのアウトプット活動をしていると、 「西野さん、文章を書くのが上手ですよね!」とお褒めをいただくことがあります。 これは素直にとてもうれしいことです。 半分はその意見に賛成なので、 「あなたも素直に、もっともっと褒めて〜!」 というかんじなんですが、 もう半分では、 「いやすいません、うれしいんですけど全然違

森の深くからもらった言葉

今回は、オープン朝礼の「社長日記」回ということで、西野の身の上話にお付き合いをいただきます。 (この記事は、2024年2月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) 森の深くからもらった言葉 僕は、学校生活時代にやっていたことがちょっと変わっていて、何か特定のスポーツをやっていたとかの感じではなく、「ボーイスカウト」の活動をしていました。 最近は自分でも少し忘れかけていましたが、たまに僕の話の中でも登場することがあるので、ご存じの方もいるかと思います

WHYのイノベーション

このマガジンのお題は「オープン朝礼」で、 時折、パートナー経営者の方々にも公開している経営者コラムのようなものを挟んでいます。 (この記事は、2023年12月25日に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) WHYのイノベーション ビジネスで、革新的な発想で新しい変化をもたらすことを「イノベーション」と言ったりします。 イノベーションには、提唱者によっていくつかの分類のしかたがありまして、 などが有名です。 さて僕の場合、イノベーションには が

石の上に座り続ける覚悟が君にはあるか?

起業や新規事業にはさまざまな壁がありますが、その中でも特に重要な 「マーケットフィット」について今日は語らせてください。 (この記事は、2023年7月に社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています) 石の上に座り続ける覚悟が君にはあるか? 15年ぶりの新作が話題となった「インディ・ジョーンズ」は子供の頃から好きだった映画なのですが、80年代には、今でも新作が出るような面白いハリウッド映画が本当にたくさんありました。 中でも「インディ・ジョーンズ」のように、

旧知の仲を標石にして、現在地を知る

年末年始シーズンというのは、久々に旧友と会う機会も増えますね。 意外だと思われるのですが、 僕は古い友達と仕事やビジネスの話をするのが実はあまり好きではなく、 どちらかというと馬鹿な思い出話にいつまでも花を咲かせていたいタイプです。 旧友との情報交換によって、「新しい発見があった」とか「刺激になった」とかのメリットは求めていません。 僕のビジネスは、もの珍しい上に一般の人も議論に参加しやすい分野だからだと思うんですが、、、 正直、人の仕事に首を突っ込んでくる無理矢理デ

無添加にこだわるのは無駄な時代がやってきた

F&Pジャパン(株) 代表による社内報を公開する「オープン朝礼」記事です。 この記事は、2023年5月にF&Pジャパン社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています。 最近、いよいよ「無添加」って意味ないなーと思うようになってきたんですが、今日はその話をしたいと思います。 2013年に創業したF&Pは、日本でも珍しいスムージーとジュースの専門業態だったので、 原材料にも当然のようにこだわりを持ち、生産者からの直送で有機野菜や減農薬の農産物を集めていました。

変化よりも変数を捉える

F&Pジャパン(株) 代表による社内報を公開する「オープン朝礼」記事です。 この記事は、2023年4月にF&Pジャパン社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています。 変化よりも変数を捉える「コロナのおかげで商売は上がったりだよ」 「インバウンドが戻って、ようやくこの辺も賑わってきたな」 こんな日常的なやりとりにも表れるように、 「景気」というのは「自分ではコントロールすることができない」 「その結果に従うしかない」ものとして扱われます。 自ら事業を起こすよ

ダメダメだった20代を振り返る

F&Pジャパン(株) 代表による社内報を公開する「オープン朝礼」記事です。 この記事は、2021年10月にF&Pジャパン社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています。 情報化が生んだ、老若コントラスト 今日は、40代男性のつぶやき、という全く視聴率が取れなそうな内容でお送りします。 これは本音なのですが、 「今の若い人たちは優秀だな」と感じます。 学校教育では、小学3年生までに習うもの、中学3年生までに習うもの、というふうに閾値が決まってしまっているので、