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歯のメンテナンスに関する一考
口の中のメンテナンスということでは子供の頃には、そこら中を駆け回り、食後の歯磨き、家に戻ってのうがいは、いい加減にしてました。おかげで、小学生低学年で歯槽膿漏となり、思い切って歯ブラシで歯茎をごしごしすると、血だらけになりヒリヒリとした痛みが1週間くらい残っていたと思います。乳歯から永久歯にすべて生え変わっても3分の1くらいの歯が、なんらか削っていたり、酷い場合、根幹治療までいった歯も数本になりました。
詰め物が多いと外れることも多々あり、それでも1本、2本外れても削られるの嫌さに歯医者に行くのを我慢していました。
そんな具合だったので就職してからも、何年か放置した挙句、どうしても我慢できない1本の治療から始まり、そこで溜まっていた数本の歯の治療が始まると半年から1年くらい歯医者に通います。でも治ったあとは、歯医者通いの煩わしさがトラウマとなり、どうしても痛くて仕方なく歯医者さん通いを始める、という周期を繰り返しました。
そんな自分の歯のメンテナンス姿勢に転機が訪れたのは、かなり経って勤務都合で東京から名古屋に駐在したさいになります。単身で暮らす日々の中、例のパターンでどうしようもなくなった虫歯が出現、職場に近い歯医者さんをググって行ったのですが、結構な虫歯に侵食された自分の口をみたせいか、お医者さんにて治療後、「クリーニング、歯磨き指導に定期的に通いますか?」と勧められました。
丁度、仕事もひと段落ついているところでしたので、勤務中、中抜けして通うならできそうだな、と算段し、「Yes」と答えました。結果、それが3、4年続き、これまでの人生で初めて行き付けの歯医者さんというものができました。毎回、見てもらっている若い女性の歯科衛生士からは熱心?な指導があり、事前の歯磨きが不足している時には、「これまでで1番汚いですよ」と言われ、歯の磨き方を何回か目の前で実施し、修正点を教えてもらいました。
まあ、それはそれとして、ちょっとした歯の悩みや、詰め物が取れたりしたときにかかりつけがあるのはありがたいもので、いままでサボって放置していることが多かったのが、改善されました。流行りの言葉でいうとQOLの向上ですかね。
そのあと、駐在帰任し、東京に戻るわけですが、歯科かかりつけのこれまでのメリットを考慮し、自宅近くの歯科医をググり、探しました。やはり設備の最新性とか、実績の重視です。そちらに通ってもう数年経ち、その間歯のイベントとしては、私が就寝中歯軋りのため、歯を痛めている指摘を受け、ナイトガード目的でマウスピースを作ってもらいました。いまでは毎晩、装着して寝ています。最初は違和感あり、寝つきが悪い気もしていたのですがしばらく、着けていると奥歯の接触面が擦り切れてきて、あ、確かに下の歯と合わせて摩耗していたんだな、と自覚しました。マウスピースは交換して2代目です。
あと、クリーニングに加えて、3ds除菌というのもやってもらっています。こちらもググると賛否両論あるようですが、まあ、そもそもぼろぼろの歯の状況ですので、少しでもガードになればと納得してやってもらっています。
自分の仕事はソフト業界、いわゆるIT屋さんですが、歯のメンテナンスでひとこと言えるのは、歯は所詮、体の一部のパーツですので、それ単独ではメンテナンスできず、身体全体でメンテナンスしなきゃいけない、ってことですかね。ソフトも今や、スタンドアローン型はほとんど無くなり、システム全般の中でアプリや基盤、通信モジュール、データベースなど機能分担しながら稼働しています。運用中のシステムを見るには部分だけ改善、改良してもあまり意味がなく全体のバランスでユーザニーズにどこまで対応できているか診断し、システム全体で現実的に手を掛けられる箇所を改善していく必要があります。
歯も体の一部ですので、さまざまな治療方法、オーラルケア製品がありますが、対処しても一時的なものになってしまうと思うんです。自分の体の基本となる体調の維持、健康を損なうストレスの除去、満足できる睡眠が伴わないと、歯だけ健康です!ってわけにもいかないですよね。というわけで、歯のメンテナンス=体のメンテナンスの一部と捉え、自分のコンディションでの改善ポイントの優先順位を決めていくのがよいのではないでしょうか?結果としてまずは、十分な余裕時間を作る、から始まるかもしれません。