masamasa know

元横浜市に住んでいた町田市民です。中学、高校、大学と読書好きで、自分でも物語りを考えた…

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元横浜市に住んでいた町田市民です。中学、高校、大学と読書好きで、自分でも物語りを考えたりしてました。それから勤め人になってウン十年、また書いてみたいなとアプリ入れてみました

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駅 ーいくつかの自分ー

 気付くと自分はその風景に存在していた。 目の前に古びた田舎の駅舎があり、その駅舎は山の中腹にあるようだった。なぜなら見渡せる下方の森林の茂みにあるレールは、低い方へと続いており、駅舎の上方には、霧のような白いもやが、かかり、ぼんやりとレールが消えていくからだ。  時刻は、深夜なのであろうか、夜空には三日月が出ており、ほんのり薄暗い。駅舎にふわふわとした感覚で歩いていって、屋根をくぐると切符売り場が無いのに改札はひと一人がやっと入れる改札があった。自動改札機などは無い所を見る

    • 【おはなし】食べれるまで、がまん、がまん

      • 知的思考の活性化ー私が本を読む理由

         ドイツのビジネスホテルで最初に炭酸水に出会った。チェックインして部屋に入り、スーツケースを置いて部屋の備品を確認する。  鏡台にホテルガイドはあったがドイツ語はわからない、そしてそのガイドを押さえつけるように2本ペリエがサービスで置いてあった。実は、それまで無糖の炭酸水というのは飲んだことはなかったのだ。  EUの大国ではこれが文化なのかと思い、それを飲んでみると水だけの無糖感にシュワシュワが口の中ではじけ、潤うというより、口の中が活性化される気がした。気に入って、帰国後、

        • 16歳から17歳までの詩片 2

              夜ふるえる あまりに寒いこの空が。 暗いあみにすっぽり包まれ みにくい命は逃げ回る。 いやだ、いやだ。 生きてみても 死んでみても 俺一人。 月は今日も見えるかね。     飯がらりと戸をあけると 三度目の飯が、置かれた。 犬は飯をとろうとする。 鎖が、思い切り伸びても 届かない 一杯の飯。 それでも犬は、あきらめぬ。 自らの家をひきずり 手で引き寄せる。 強くなった首輪のために 犬は苦しげだ。 その前にあるのは、 一杯の飯

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        駅 ーいくつかの自分ー

          16歳から17歳までの詩片 1

                 空山に水は流れ 水は空に吸い上げられる。 空は野に潤いを与え 野は、川を造る。 雲は風に吹きとばされて 遠い時がごうごうと流されていく。 そして俺の命は一つの粒。 人の命は一つの粒。 ああ俺は風に流されていく。  時と共にはるか遠くに永遠に流されていく。 流されていく。         グッド・バイ ドドドドド 時の流れは今日を指す 時の流れに飛び込んだ ウゴカナイ ウゴカナイ 俺の体、俺の手と足 ココロガ ココロガ ウ

          16歳から17歳までの詩片 1

          未来のために焦らないこと

           社会で解決が必要な優先度の高いネガティブ課題は何だろう。地球温暖化は、もはや現代気候の常識となってしまったし、独裁統制国家と資本主義国家の争いは、欲と欲がぶつかり合う局地志向の陣地取りゲームのように見え解決できる気がしない。無論、議題を個人の単位とするなら国や年齢、生活環境や、所有財産など背景は、それぞれあり、何を以て一番とするかは環境依存だと言い切ることも間違いでは無いだろうがそれでも集団属性、陣地囲い込みの利己を超え、未来が俯瞰された価値観を探してみたい。それに基づく実

          未来のために焦らないこと