No title

目の色を斜めに射し込んで
夜明けの光を呑み込むさなか
彼はまだ夢から覚めない
年を取った少年は
「愛の誕生」と書かれたシルクスクリーンを指さしては
部屋の壁でのたうちまわっている
食事をしながら終わりについて考える短い夜
月光と白光の違いもわからぬまま
私は早朝に眠る


#詩   #つぶやき

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