16. 無気力なとき(3)
*本当は、あなたのなかに気力はある
無気力なのは、つらいことですね。自分はやるべきことができないのに、周りの人は成功していることへの焦り。先生や上司や友人に、進展を聞かれることの恐怖感。どうしていいかわからない、逃げ出してしまいたい、恥ずかしい、そう思ってゲームに逃げている人もいるでしょうし、トラウマなどから自分の殻に閉じこもっている人もいるでしょう。
もし、原因が何であれ、あなたが働かず、学校に行かず、または課題をこなせずにいる状態に満足しているなら、にこにこと暮らしているでしょう。しかし、そうでないから、ネットで無気力を脱するヒントを探す人が多いと思われます。そのような人は、正義感があり、本当は義務を果たしたい、人並みに幸せになりたい、できれば社会奉仕もしたいと心の底では思っている真面目な人なのではないでしょうか。
忘れてはならないのは、世の中で成功していると思われている人たちだって、無気力を経験していることです。だから、無気力というのは、あなたの性格ではなく、状態です。
そして、絶望的に気力がないと思っていても、あなたの体は生きよう、快適になろうとしていて、あなたの意思も、あなたを幸せに生かそうとしています。
*今日の宿題 (DAY 3)
1)反射的に自分を守ろうとした行動を思い出してください。たとえば、
蚊が体に止まったら、すぐに叩いた。
かみつきそうな犬/変な人が追いかけてきたら逃げた。
腐りかけた牛乳を知らずに口に含んだとき、すぐに吐き出した。
割れたガラスが道に落ちているのに気づいたら、反射的によけて歩いた。
おなかの調子が悪くなったとき、トイレを探した。
物を落としそうになったとき、反射的に手でそれを受け止めようとした。
痛まないように、ケガしないように、病気にならないように、恥をかかないように、損をしないように、あなたの体と心は、あなたを守ろうとしています。
2)鬱になれば、身の回りの手入れができなくなり、入浴が億劫になります。人に会わなくなると、特にそうです。これを読み終わったら、シャワーを浴びるか、お風呂に入ってください。
私たちは、お母さんの子宮の中で羊水に守られていました。あのときの温かさ、気持ちよさ、安心感は、温かいお湯を浴びることで思い出すことができます。あなたは、望まれて生まれてきました。使命を持って生まれてきました。それを、快適な体感と共に、心の充足感を思い出してください。
みんな、生きやすくなりますように。
注記
これは、自分のブログからの転記です。