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【どの分野でも同じこと言ってる】これからの時代を生きるキーワードは主体性

先日、こちらのシンポジウムに参加してきました。

講演者は教育アドバイザーの工藤勇一さん。

名前は知らなくても「定期テストや宿題を廃止した中学校の校長先生」と言えば「なんかテレビで聞いたことあるかも」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

教育という観点から持続可能な社会を築くために必要なことを講演していただきました。

工藤先生は絶対に欠かせない2つの力として、

  • 主体性

  • 当事者意識

を挙げられました。

「いまの日本の教育は子どもに手をかけすぎて、子どもから主体性・当事者意識を奪っている」と工藤先生は指摘。

実際、日本の若者は先進国のなかで自己肯定感がダントツに低いです。
また、日本財団の「18歳家庭調査」2019年調べでは「自分で国や社会を変えられると思う」と答えた若者は18.3%。アメリカ・中国の約65%と比べると明らかに低い結果となりました。

私自身、大人になってからも自己肯定感は低かったし、自分が社会に影響を与えられるなんてこれっぽっちも思ってませんでした。

こういう若者が増えたのは、教師や親が子どもに対して「あれをやれ、これをやれ」「あれはするな、これはするな」と手をかけすぎたためです。
結果、子どもの自己決定力が奪われ、自分のやりたいことよりも大人の顔色を伺うことを優先し、誰かが何かを与えてくれるのを待つようになりました。

いまの日本の教育は、言うなれば教師が親鳥で、生徒は巣でエサを待つ雛のようなもの。
これで子どもに主体性や当事者意識を持てというのも無理な話です。

工藤先生いわく教育は「手をかけるのではなく、どう手を放していくかが大事」とのこと。

子どもに何をどう学ぶが決めさせる「子ども主体の教育」をすることで、子どもに当事者意識が生まれ、これからの不透明な時代を生き抜ける人材に育っていくと工藤先生は説きました。

私、震えました。

私はスピリチュアル系の配信を視てスピリチュアリティを学び、
環境活動をしているNPO法人の会員となって気候変動について学び、
今回、教育分野の先駆者から話を聞いたわけですが、

どの分野でも言っていることが同じなんです。

スピリチュアル系YouTuberは「主権を取り戻せ」「自分が創造主であることを忘れるな」と説き、

NPO法人の環境活動家の方は「ひとりひとりが主権者意識を持てば気候変動は止められる」と説き、

そして教育者の工藤先生は「主体性・当事者意識」について話されました。

微妙に言い回しは違っても、全部「主体性を持て」という話に行きついているのがすごい! と、席でひとりぷるぷる震えていました。

「親・教師・上司に言われたから」とか「こういう慣習だから」とか、自分発ではない考えに脳死で従う時代はもう終わりが来ているのだな、と痛感しました。
スピリチュアル界でいうところの風の時代の到来ですね。

選挙が迫っています。
選挙こそ主体性を発揮できる場ではないでしょうか。


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