《想い・・・》「インストラクターがミスをした時にやってはいけないこと…」
私達は運動の楽しさをお伝えし、様々な運動を提供しています。
でも、時にはお客様から教えて頂く事も度々♪
その度に、
「この仕事ってありがたいな~♪」
と思います。
これは私がまだデビューして間もない頃。
当然ながら技術も未熟ですから何度もミスをする事もありました。
その中でも、
インストラクターがしてはいけないミス。
「作ったコリオ(振り付け)を忘れてしまう。」
と言うミスを犯してしまいました。。。
「あれだけ何度も練習したのに。。。」
「あれだけ時間をかけて作ったのに。。。」
と焦れば焦る程に頭の中は真っ白に。
「この動きのあと何んだったけ?」
思い出そうとして、最初から忘れたコリオの手前までの動きを何度も繰り返す。
それでも、その後の動きが出て来ない。
私はそこで諦め、その場で動きを作り、何とか時間まではレッスンをやり切りましたが、
お客さんも、後半明らかに動きが違うのは分かったと思います。
なんせ、後半があまりに単純な動きでしたから(^_^;)
私はレッスンの最後に、
「今日は申し訳ありませんでした!」
と素直に頭を下げました。
レッスンが終わり、
しばらくして一人のお客様が、
「先生、ちょっと!」
と声を掛けて来られました。
私は当然、
「お叱りを受けるんだろうな。。。」
とある程度覚悟を決めてお客様の方に、
するとこんなお叱りを頂いたんです!
「先生、あかんわ!
謝ったら。。。
先生プロやろ?
ミスは良いねん。
誰でもミスはあるから。
でもな、
そこは上手く空気を作ってよ。
先生は関西人やろ?
なら笑いに変えてよ!
先生が困ってる時、私達のこと見てないやろ?
レッスン中、私達をほったらかして(放置して)どうするの?
間違っても上手く誤魔化すのもプロやで!」
何も言えませんでした・・・
仰る通りだったからです。
私達は運動を提供し、
楽しませる事、
運動の楽しさを伝える事、
汗をかく事の爽快感、
健康の大切さを教えるのが仕事です。
コリオが上手く行く、行かないはある意味どうでも良い事です。
大切なのは「来て良かった♪」と思って貰うこと。
「上手く誤魔化すのもプロやで!」
と言う言葉は私の心に響きました。
もちろん、それ以降もミスは時々しています。
でも今はトークや表情やテクニックを駆使し、
いかに場の空気を白けさせないかに注意を向けるようになりました。
(少しは成長したのでしょうか?(^_^;))
そして、今はお客様にも時々こう伝えてる事があります。
「間違ったら上手く誤魔化して下さい。
誤魔化すと言うのは言い方が悪いですが、
上手く誤魔化すのは、ある意味高等テクニックですから♪」
と・・・(^^;)