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新連載「ファンベースなコミュニティを考える」はじまります!

ファンコミュニティを運営されている企業・地域の実務担当の方々へインタビューしていく連載企画「ファンベースなコミュニティを考える」をはじめます!
今回は連載をスタートする背景をキャン(宮下)からお話します。

なぜ今、「ファンベースなコミュニティ」?

ファンベースカンパニーでは2023年8月にコミュニティ事業部を新設し、ファンベース実践方法の一つであるコミュニティをファンベース視点で設計・運営するサービスの提供や、コミュニティに関する研究へ力を入れるようになりました。

2023年8月 コミュニティ事業部のキックオフミーティングのようす

というのも、創業から5年間で、500以上のプロジェクトにご一緒させて頂く中で、ファンとつながり続けること、つまりコミュニティの重要性を強く感じるようになったからなんです。
ファンがコミュニティに参加し体験・交流を通じて、熱量が高まり広がるだけでなく、ファンとの出会いによって社員の方々のモチベーションが高まり顧客理解が深まっていく。社員の方々はさらにファンが喜ぶような取り組みを行いたくなる。そんな好循環を、何度も何度も目の当たりにしてきました。

 ↓ 私たちがご一緒しながら好循環を目の当たりにした事例のほんの一部です。(もっとご紹介したい~!!)

私たちが考える「ファンベースなコミュニティ」とは、企業・ファンの双方にとってかけがえのない“つながり”がある場です。
この”つながり”は、ファンと社員の双方にとって幸せを感じられ、ウェルビーイングを高められるものです。ウェルビーイング経営が注目される時代において、重要な事業基盤になり得ると考えています。

私たちが考える「ファンベースなコミュニティ」の3つの要素

現時点で、ファンベースなコミュニティには以下の3つの要素があると考えています。

① 濃いファン同士でつながる
同じ熱量の「好き」を持つ人同士がつながり、「好き」を共有しあえる場がある。

② ファンの熱量が顧客に伝わる
熱量の高い口コミが新たな顧客に伝わる場がある。

③ ファンと社員がつながる
ファンの生の声や社員に伝わり、社員の普段見えない努力がファンに伝わるようなお互いに触れ合う場がある。

https://www.fanbasecompany.com/service/community.html

この3要素に共通するのは、ファンを「利益のために利用する相手」と捉えるのではなく、「目指す未来のために対話する仲間」と捉えている点です。

例えば、マーケティング施策の会話の中で「顧客をどう育成するか」という表現をしばしば耳にしますよね。でも顧客は「育成」できないと思うんです。この表現を聞くと自社にとって”都合の良い顧客に育ってほしい”という「コントロールできる相手」「利用する相手」という意識が含まれているようにも感じてしまいます。
育成できるのは「顧客」ではなく、「顧客との関係性」なのではないでしょうか?双方にとって幸せな関係性を育むために必要なのは、顧客・ファンを仲間と捉えた対話なんじゃないかと思うのです。

ファン同士、ファンと社員が対話を通じて、ファンの熱量が高まっていく。その熱量がファンの周りにいる家族・友人へ伝播していく。そうしたつながりつづけ関係性を育んでいける場が「ファンベースなコミュニティ」だと考えています。

この一年間、コミュニティ事業部の中で「コミュニティ」についてあれこれ議論し、日々考え続けている私たちではありますが、私たちの「ファンベースなコミュニティ」を考える旅は始まったばかりです。
この連載では、ファンコミュニティを運営されている企業・地域の実務担当の方々へのインタビューを通じ、実例を通して「ファンベースなコミュニティ」とは何かを考え、皆さまと一緒に深めていきたいと思っています。
ぜひお付き合いください~!

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