東海光学のノンリフレクションコート
最近眼鏡の話しかしていないが、今回で終わりとするつもりだ。
今回は眼鏡レンズのコーティングについてとなる。
眼鏡を使う人でも、コーティングにはこだわっていない人が多いと思う。付けるとしてもブルーライトカットくらいだろう。
今回はある意味でその対極にある低反射コーティングについて書きたい。
ブルーライトカットに意味はあるのか
そもそもブルーライトカットに効果があるのかというと、実際のところよく分かってないらしい。
私がかかったことのある眼科医でも、付けた方が良いという人もいるし、要らないという人もいる。
ただ、効果はないかもしれないが、大きなデメリットもないはずなので、個人的には価格が気にならなければ、取り敢えず付けていても良いと思っていた。
ブルーライトカットのデメリット
しかし、先日眼鏡を買った時に、強いブルーライトカットが入ったレンズを選択したため、ブルーライトカットのデメリットを感じるようになってきた。
ブルーライトカットコーティングは、文字通りブルーライトをカットするために青い光を反射させている。
そのため、他人からレンズを見たときに、青い反射光が見えてしまう。
また眼鏡をかけている本人にとっても、裏面から反射したブルーライトが目に入ってしまい、視界に青色が入ってしまうという問題がある。
私がこの前買った眼鏡に付けた、東海光学のコーティングであるブルーライトダメージコントロールは、このブルーライトの反射が顕著に出てしまう。
ノンリフレクションコート
ブルーライトカットコーティングに対して、東海光学のノンリフレクションコートをはじめとする低反射コーティングは、反射光を極力抑えることができる。
反射を抑えているため、当然ブルーライトカットの機能はない。
ノンリフレクションコートの効果は、レンズの反射を抑えられることで、他人からの見た目が良くなることだ。特に映像に写ることが多い人や、写真を撮られる時には向いている。
また裏面からの反射も少ないので、眼鏡をかけている本人の見えやすさにも寄与する。
東海光学以外にも低反射コーティングはあるが、人間の目に見える視感度反射率という東海光学独自の基準によると、東海光学が先行しているとのことだ。
ノンリフレクションコートは色付きのレンズでブルーライトカットもできる
ノンリフレクションコート自体はブルーライトをカットできないが、デジタルフィルターと呼ばれる色付きのレンズを使用することで、ある程度ブルーライトを抑えられる。
色はダークグレーとローズがあり、色付きといっても10%なので、見てもほとんど分からないレベルだ。
反射を抑えて透過率を高くしたいが、ある程度眩しさを抑えたい場合には、このデジタルフィルターは向いているのではないか。
次に眼鏡を買う時は、以前書いた乱視対策用のレンズのスマートトーリックと、このノンリフレクションコートの組み合わせを試してみるのも面白いと思っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?