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教育観・学習観の転換を進める必要性(地域の次世代育成という視点でも必須)

「骨太の方針2024」に「柔軟な教育課程の実現に向けた取組を進める」との記述が入ったことに関する次の指摘は極めて重要。

「学びの多様化学校」について、全国300校の設置を目指すという動向も同じ流れ。

骨太方針に掲げられたから重要なのではなく、重要だから記述されたということ。

最も注目するのは、子どもの学びに触れた冒頭で「個別最適・協働的な学びを一体的に充実し、主体的・対話的で深い学びを実現するため、柔軟な教育課程の実現に向けた取組を進める」とした一文だ。これは明らかに、学習指導要領の次期改訂を意識した文言だろう。中教審の「令和答申」(「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」、21年1月)に政府としてお墨付きを与えるだけでなく、今より「柔軟」な教育課程を編成できるような方向を是認させたに等しい。既に諮問方針の一端が示された、とみていいだろう。

骨太の方針2024 教職調整額以外に注目すべきこと


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