#6 不妊治療を校長に報告したら「2年待って」と言われた話。
高校教諭40代~潰瘍性大腸炎からの退院~校長に報告
退院して、少し落ち着いたころ思い切って校長に、
「実は子どもが欲しくて通院をしています。リミットがあることゆえ、
その間だけでも、少し役職を外してもらえませんか?」
と打診しました。私は十何年と連続して担任をしており、さらにスポーツ系の部活動顧問をしていたので、土日も出張が多く、校長も私の仕事量の多さは理解していました。
すると、校長は少し考えて、
「う~ん、2年待ってくれない?」との答え。
要は人がいないから、2年待ってくれたら役職を外してもらえるとのこと。
ただ、不妊治療の2年は私にとって途方もなく長い時間です。
それを真に受けて2年待っていたら、子どもができるものもできなくなってしまいます。
女性の校長でしたが、
なんとなくそういわれることも想像していましたが
(そういう職場だったので)、
その返答に愕然とし、
この組織では私の願いを聞き入れてもらえないことを痛感しました。
ただ、潰瘍性大腸炎という、妊活とは別の大問題にぶつかってしまったので、しばらく通院はやめて、リカバーすべく漢方治療をすることにしました。
そんな折、自治体から子宮頸がんのお知らせが届きました。
年齢も年齢だし、不妊治療で通院しているわけでもないので、近くの産婦人科に予約をし、不妊治療とは別に軽い気持ちで受診しました。
その産婦人科の先生と、問診の際「実は不妊治療しているんです(今は休んでるけれど)で、九州まで通っていたんです(病院名も出しました)」という話になりました。
すると、「そんなことしていては、疲れて子どもどころじゃなくなってしまうよ」と穏やかに、諭されるように言われ、続けて「遠くに通わなくても立派な産婦人科はあるし、実際通われていた医院より立派な設備の婦人科はこの近辺でもたくさんあります。本当にその気であれば、紹介します。」と言われました。
そういうと、その場で三件ほど紹介いただき、帰宅後、夫とHPなどを見てそのうち家から通いやすい医院に紹介状を書いてもらうことになりました。