#3 高校教諭40代・不妊治療を始める②
不妊治療の通院(二軒目…)
失意のうちに一軒目の通院を辞めた私は、比較的通いやすい土日もやっている、婦人科へ通院することにしました。
通院してみて驚いたのは…
ものすごく混んでいる!
こんなにも不妊で悩んでいる女性がいるなんて!
そして私もそのひとりーーーーーーーーーーー!(泣)
夜(といっても6時くらいまでだったと思う)も診療してくれるので、一軒目よりは通いやすく、そういう意味では精神的なストレスは緩和されました。が、とにかく人が多くて待つ待つ待つ…。日曜日に朝早く診察に行って、帰ってくるのは夕方ということは当たり前で、途中外出してお昼ご飯を食べたり、買い物に出かけたりしていました。
普段の仕事に忙殺されていた私は、そんな感じで日曜日も終わってしまうので、疲れも取れず月曜日になるという日々を過ごし、結局はストレスが溜まっていました。
そこでは男性不妊外来もあったので、旦那が通院しましたが、2,3回通院して「問題ないといわれた」と言ってその後は通院せず。日によってコンディションは違いましたが、比較的元気な精子はあるので、顕微授精は問題ないと言われました。
ただ、それだけ人が多いので、通院しているうちに、
内診中に質問してもこちらの問いにきちんと答えてくれなかったり
(私の質問も漠然としてはいた)、
ただこうしていればいい的な表現が多かったり、
次の患者がいるんだよな~的な仕草をされたり しているうちに、
だんだんと自分が、
ベルトコンベアーに乗せられた「壊れたロボット」として扱われている
感じがしてきました。
お医者さんも看護師さんも丁寧は話し方なのだけれど、具体的な説明がないというか、気持ちに寄り添ってくれないというか…私が求めすぎなのかな…という不安を抱えながら通院していました。
そして、その不安な気持ちが爆発してしまったのが二回目くらいの採卵後でした。
採卵後、「受精卵の様子を電話でお伝えしますので、明日連絡ください」と言われたので、次の日したら、
「う~ん、おかしいな受精遅いな」と言われ、
次の日電話しても
「動かないんですよ」との返答。
その後話を聞いていくと、
どうやら精子の調子が良かったので顕微授精ではなく、精子が自ら受精をするよう仕向けていたようでした。
(そんなことあるのかな?でも電話で聞く限りそういう感じでした)
「どうして顕微授精にしてくれなかったのですか?」
もともと精子は元気がないということは、医院側だってわかっていたはずなのに!
旦那もそこそこ年齢がいっていることをかんがえたら、元気が良くても顕微なんじゃないのか…?
電話で、泣きそうになりながら訴えても、
「いや、大丈夫だと思ったんだよね」
「そんなこと言われても…」
としどろもどろの回答。
すんごいショックでした。
その時は騙された!位に思ってしまいました。
結構有名な婦人科で、一軒目もそうでしたが、この病院でもテレビで見たことのある女性芸能人をみるくらいだったので、対応も良く、ここだったらという私の期待が先行しすぎてしまったのだと思います。
だた、高い医療費を支払ってでも、
子どもが欲しいという思いにきちんと向き合ってくれていないように思えて、
自分がどんどんみじめに思えて、精神的にもつらくなったので、その婦人科への通院はやめることにしました。
一軒目の通院終了後からここまでで1年半くらいの時間が経ちました。
(つづきます)
ここまで、話しただけでも暗い話ばかりで、
自分でもゲンナリします。
が、きっと状況は違えどわかる!と感じてくださる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
辛すぎて吐き出せなかった気持ちを少しずつ整理しているところです。
お読みいただき、ありがとうございます。