見出し画像

学習は、「理解」と「トレーニング」

学習とは、「理解」と「トレーニング」の2つの要素に分けられます。

私たちが受けた学校の授業を思い浮かべてください。授業の初めには、その日の学習課題に興味をもつような働きかけをしていることでしょう。ここにお饅頭が40個あります。お兄ちゃんと2人と食べたら何個食べられる?

 「ハイ!20個です」「40÷2をするといいと思います」と子どもたち。「本当かな、班の中で正しいか話し合ってみてください」など、話し合いをさせたり、意見を言わせ合ったり、おはじきなどを使って実際に手を動かしたりしながら、理解を深めていきます。ある程度みんなが理解したと思ったら、教科書の問題を解いてみましょう、とトレーニングを促していきます。

このように、大きく分けると「理解」すること、それを早く、簡単に、正確にできるように繰り返しの「トレーニング」することになります。「理解」も「トレーニング」も、細かく分けるともっと複雑な要素が組み合わさっていきます。

子どもが、「勉強をしたくない」といってきたら、「理解」で躓いているのか「トレーニング」で躓いているのかを考えていきます。

「理解」で躓いている場合は、誰かに教えてもらうしかありません。正確にいうと、自分一人で調べて理解することもできますが、とても労力がかかります。勉強に自信がある人、興味のある分野であればこの苦労を乗り越えていけると思います。しかし、勉強をしたくない子どもは、一人で調べて理解することにはかなり難しいと思います。まずは、「分からない」「教えて」とSOSの出し方を身に付けることから教えていきたいです。

「トレーニング」で躓いている場合は、やる気と根性です。目をこすってでもやるしかない。まさに筋トレと一緒です。ご褒美を使って無理やりやる気を起こすか、ゲーム的な要素を取り入れて楽しみながらやるのか、細かいゴールを決めて歯をくいしばってやるかなどの方法しかありません。

具体例は、次の投稿に回したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?