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読書メモ#10「幸福に生きるために 牧口常三郎の目指したもの」古川敦著
いつもは、「ハチドリのひとしずく」というタイトルで、関西創価中学校のアカウントでnoteを書いています。こちらでは、備忘録がわりに、読んだ本についてのメモを残していきたいと思います。
10冊目は…
古川敦著「幸福に生きるために 牧口常三郎の目指したもの」
以下引用...
知識教育とは知識を与えることではなく、
いかに学ぶかということを教えることである。
知識を授けることが教育ではない。
知識は書物のなかにいくらでもある。
知識の宝庫を開く鍵さえあれば、
生活のために必要な知は、
すぐにでも簡単に探し出せる。
だから、その鍵を身につけさせることが、
まさに、教育なのである。
牧口常三郎は、何が起ころうと、
へこたれず、自分の力で考え、調べて、
価値創造の道を切り開き、
自身の知恵と力を、
かぎりなく高めていく、
そういう力強い人間を、
心の底から求めていた。
教師のほんとうの役割とは、
教師自身のはたらきよりも、
むしろ、子どもたちがいかに
価値あるはたらきを
するようにさせるかにある。
150年以上前に生まれた教育者の言葉が、まさに今に通じる!と思いながら、あっという間に読み終わった1冊。
昨年の4月から、わたしが担当する授業を「教えない授業」にきりかえました。年度はじめの授業で、「何のために学ぶのか」「国語はなぜ必要?」「文法を学ぶ意味は?」「学び方にはどんな方法がある?」など、みんなで考えたあとは、「授業進度目安表」をもとに、一人ひとりが自分のペースでテキストとむきあう形式。もちろん質問はどんどん受けますし、必要に応じて、用意しておいたパワーポイントを提示はします。
驚いたのは、一斉授業に比べて、生徒たちが単元を終わらせるペースがとっても早い。
そして夏休み前「この授業は、夏休みの宿題なし!」と伝えたら「夏休み中に、テキスト全部終わらせてくるわ!」とか「自分でどんどん進めていい?」って。
「教えない授業」にかえて、宿題もなくすと、どんどんやりたくなるというのが、学びの不思議。