婚活は砂場でしろ
■はじめに
婚活、それは超少子高齢化とソーシャルディスタンスな社会において非常に重要な活動になってきている。
ゼクシィのサイトの確認すると婚活に関して以下の記載があった。
つまり「結婚」を目的とした活動の総称であるようだ。
その活動の方法も多様化しており、昔ながらのお見合い・パーティ等から婚活アプリの利用が増えてきているようだ。
IBJによるとどうやら既に4人に一人以上はマッチングアプリを利用しているようである。
かくいう私もこのマッチングアプリを利用したことがある。
何個か、数年利用し何名かの方とお話させて頂いた。
さて、本題はここからだ。
マッチングアプリを利用しお会いする際の「気持ち悪さ」について考察したい。
■問題提起
想像してほしい。新宿のカフェ、13時頃。
窓際の光が差す2階席で可愛らしい笑顔の女性と楽しいひと時を過ごすのを。
気持ち悪さ等微塵も無いだろう。
しかしながら実際はそうでは無い。
なぜか。
それは双方の「値踏み感」だろう。
「この人はどんなひとなのか」「なんの仕事をしているのか」「育ちはどうだろう」「話しやすさは」「価値観は合うのか」といった。どこか自分自身を棚に上げ、相手を評価しにかかるのである。
果たして私はそんなに高尚なモノだろうか?
確かに、「楽しいひと時を過ごせれば良い」といった意見もあるだろう。ただ、「婚活」を目的としている以上、この「値踏み感」は否が応でもついてくる。
婚活で無い初対面の人に対して会話を盛り上げる為に趣味を聞くことはあるだろうが、こと婚活の場面においてその趣味は「婚活用に当てはめた値踏みされても良い趣味」に他ならない。
■考察
あなたが婚活の場面で言う趣味と、親に言う趣味は果たして同じだろうか。
おそらくほとんどの場合全く違う趣味になるだろう。
例えば、
に対する
がそれである。
なぜそんな事をしてしまうのか。
前述の例においてこの「値踏み感」について考えてみる。
これら趣味において、言った本人は「この趣味があると言うと一般的にどんな印象を受けるか」を想定しているわけだ。しかも婚活においてポジティブな印象だ。
一方で、
等の趣味は婚活においてネガティブな印象を相手に与えると想定しているわけだ。
ここに気持ち悪さがあるのだろう。
そもそも趣味とは相手にどんな印象を与えるか等あまり重要ではない。本人が面白い・楽しいと思えれば何でもよい。
それを捻じ曲げている感・(無意識であっても)捻じ曲げられている感が気持ち悪さに繋がっているのだろう。
ではどうすれば良いだろうか。ここで私は「子供の頃の趣味」を提案する。
■「子供の頃の趣味」のすゝめ
あなたは子供の頃どんな事が楽しいと思っていただろうか。
それは今のあなたの変なプライドでは隠すことのできない、捻じ曲げられないものでは無いだろうか。
また、その趣味・楽しさは子供の趣味である為どんなものであっても良い。
一般的に趣味だと言われないものだって良いはずだ。
私が「あなたの子供の頃の楽しかったことは何でしたか?」と聞かれたら、
と答えるかもしれない。
ここには何の恣意性も存在しない「純粋な本人の楽しさ」が含まれる。
こうしてみると子供の頃の遊びは享受するものでは無く、創造するものであったと見て取れる。
■終わりに
あなたがもし同じような「気持ち悪さ」を感じるのであれば、是非「子供の頃の趣味」を聞いてみては如何だろうか。
そこには「話す側の意図があまり含まれない」純粋な本人にとっての楽しさを聞くことが出来るかもしれない。
もしかしたら子供頃の遊びでイチャイチャと盛り上がってしまうかもしれない。
砂場で遊べとまでは言わないが、少しその凝り固まった頭をほぐして子供の気持ちで向き合ってみるのもいいのかもしれない。
どうやら先にマッチングすべきは「純粋な自分と」だったようですね。( ̄ー ̄)ニヤリ