D2CブランドがAmazonで出品するメリット・デメリットを徹底解説!
みなさん、はじめまして!
Amazon専門の集客コンサルティング会社、JTRです。こちらのNoteでは、Amazon売上向上に向けたお役立ち情報を発信していきます。
今回は、D2CブランドがAmazonで出品するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
D2CブランドでAmazon出品を考えている人の中で、「D2CブランドがAmazonで出品するメリット・デメリットについて知りたい。」このような悩みを抱えているD2Cブランドの方は多いのではないでしょうか。
今後Amazonで商品の出品を考えられているD2Cブランドの方はAmazonを利用するメリットや、デメリットについて理解しておく必要があります!
D2CブランドがAmazonで出品するメリット・デメリットについて理解し、うまく活用して売上の向上につなげましょう!
D2Cとは
D2Cとは「Direct to Consumer」の略であり、ブランドやメーカーなどの製造者が販売代理店や小売店などを仲介せずに、自社サイトやSNSなどを使用し、直接消費者と取引し販売する方法のことです。
近年では、EC市場の拡大やSNSの普及に伴いD2Cブランドが増加傾向にあります。
販売代理店や小売店を仲介しないため、仲介料などのコスト削減ができる一方で、積極的に情報発信し、商品の認知を拡大し購入まで繋げるマーケティング戦略が必要です。
D2CブランドがAmazonに参入を考えるべき理由
近年では、Amazonでの出品を考えるD2Cブランドが増加しています。
その理由には、以下の3つがあります。
・日本国内でのECシェア率が高い
・ブランドアピールができる
・ブランドの宣伝ができる
それぞれ解説します。
日本国内でのECシェア率が高い
Amazonは世界主要各国のEC市場で高いシェア率を占めており、それは日本国内でも変わりません。
日本国内では「Amazon」、「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」の3つがEC市場のおよそ60%~70%を占めており、3つの中で最もシェア率が高いのが「Amazon」です。
シェア率が高いことは多くの人が利用していることを意味します。
そのため、ブランドとして名の知れているD2Cブランドが売上を向上させる目的や、認知度の低いD2Cブランドがブランド名を知ってもらうため、自社サイトへの集客に困っているD2Cブランドが認知度を上げ売上を向上させる目的で、Amazonへの参入を検討するD2Cブランドが増えていると考えられます。
ブランドアピールができる
Amazonでは、制限はありますが商品ページを出品者が好きなように作成できます。
商品ページ作成し使用する作成フォームは「商品コンテンツ(A+)」と呼ばれ、文字や画像を利用し、出品商品についてAmazonユーザーにアピールすることができます。
以前までは商品ページを作成する部分的テンプレートが4種類しかありませんでしたが、2023年1月現在では10種類以上ものテンプレートを使用し商品ページの作成ができるようになりました。
その結果、自社商品に限らずブランド全体のアピールをすることも可能となったため、D2CブランドのAmazonへの参入が検討されています。
ストアページからブランド宣伝ができる
上記で紹介した「商品コンテンツ(A+)」の他にも、Amazonには「ストアページ」と呼ばれる自社ブランドや商品を、カスタムページを通じアピールできる機能があります。
ストアページはAmazonブランド登録している大口出品者のみが使えるサービスです。
自社商品に合わせページをカスタマイズできるため、ページを通じて自社商品やブランドをアピールすることができます。
また、ストアページの仕様は様々であり、部分的に自由な組み合わせが可能なため、自社独自のストアページを作成することができます。
サイトを構築する上で専門的な知識が要らず、誰でも容易に作れるのも嬉しいポイントでしょう。
D2CブランドがAmazon出品するメリット
D2CブランドがAmazonで出品するメリットには、以下の4つがあります。
・レビューの信頼性が高い
・出品が簡単
・Amazon Payで決済可能
・広告による競合対策が可能
それぞれ解説します。
レビューの信頼性が高い
Amazon利用者は購入前にレビューを確認する方が多いです。
Amazonでは、レビューを高くするように出品者が購入者に求めることを禁止したり、購入者に装ってレビューするサクラレビューを厳しく見張っています。
もしAmazonがサクラレビューを発見した場合、出品者はAmazonから処罰を受けるため、他のECサイトと比べてレビューの信頼性が高いため、レビューが高ければ高いほど購入率をあげることができます。
出品が簡単
Amazonはモール内で商品を売りたい企業が、商品情報のみを載せるだけで出品できます。
他のECサイトのように自社専用の店舗ページを作成する必要がなく、1商品から出品できるため、商品数が少ないD2Cブランドでも利用が可能です。
また、ECモールで販売を試してみたい場合、初期費用がかからないため気軽に始めることが可能です。
そのため宣伝活動やブランディング・サイト作成にコストや手間をかけたくないというD2Cブランドでも出品できます。
Amazon Payで決済可能
Amazon Payとは、Amazonアカウントを使った決済サービスです。
将来的に自社サイトに移行する予定がある場合、Amazon Payが導入されているECサイトに出品していることで、移行後の自社サイトでもAmazonユーザーが同じアカウントで購入することができるため、初めてのECサイトで起こる抵抗感を減少させることができます。
またAmazon Payは商品をカートに入れたまま購入せずにサイトから離れてしまう「カゴ落ち」機能の効果もあるため、カゴ落ち率を下げるためにもAmazon Payで決済できることはメリットでしょう。
広告による競合対策が可能
Amazonでは、スマホに最適化された画面表示技術により、広告を商品ページの中に違和感なく乗じさせることができる「スポンサープロダクト広告」が利用できます。
スポンサープロダクト広告の「商品ターゲティング」という機能で、広告設定を競合商品にすることにより、競合商品のページに自社商品の広告を貼り付けられ、競合ページを訪れたユーザーにも自社の商品を知ってもらうことが可能です。
D2CブランドがAmazon出品するデメリット
D2CブランドがAmazonで出品するデメリットには、以下の4つがあります。
・競合商品の影響を受けやすい
・自社イメージが浸透しにくい
・手数料がかかる
それぞれ解説します。
競合商品の影響を受けやすい
Amazonで出品すると、競合商品が同じECサイトにあるため値下げなどの影響を受け、価格競争に巻き込まれやすいです。
また他社の炎上に影響を受けるなどのインターネット上のトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。
D2Cブランドによっては、イメージダウンさせないために価格を下げないビジネス戦略の場合もあります。
その際には値段で勝負できないため、他の手段で競合商品と競い売上に繋げていく必要があります。
自社イメージが浸透しにくい
Amazonで出品するには、Amazonの規則を守る必要があります。
そうなると自社ECで対策したSEOとは仕様が違うため、一度ポジションが決まってしまうと商品の安定的な表示や、ブランドアピールが難しくなってしまいます。
場合によっては、自社ブランドのイメージよりもAmazonのサプライヤーとしてのイメージが強くなってしまうこともあるでしょう。
手数料がかかる
メリットで初期費用が不要とお伝えしましたが、手数料は発生します。
【手数料】
大口出品者
・出店料:月額4,900円(税抜)
・販売手数料:約8%~14%(商品カテゴリーにより変動)
小口出品者
・出店料:無料
・販売手数料:約8%~14%(商品カテゴリーにより変動)
・一度の取引で100円発生
上記手数料以外にもタイムセール手数料やFBA手数料、クーポン発行手数料など、利用状況によりコストが発生することもありますが、Amazonは他のECサイトと比較しても固定費が安く、簡単に出品ができるため、大きなデメリットとは言いにくいでしょう。
最後に
D2CブランドがAmazonで出品するメリット・デメリットついてご理解いただけましたでしょうか?
今後Amazonで商品の出品を考えられているD2Cブランドの方はAmazonを活用することで売上を伸ばせる可能性があります。
今回説明したD2CブランドがAmazonで出品するメリット・デメリットについてしっかりと理解し売上アップに繋げていきましょう!
本記事がセラーの皆様の参考になれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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