スーパーマリオブラザーズの世界を作り出す秘密道具
僕は最近、何気なく過ごしている日常を、スーパーマリオブラザーズの世界に変化させる秘密道具を手に入れた。
これを手に入れてからというもの、生産性が爆発的に向上したから驚きである。
はて、コイツ頭おかしいんか??と、思われたかもしれないが、僕はいたって真剣である。
スーパーマリオブラザーズといえば、横スクロールでマリオを操作して進んでいく、アクションゲームの代名詞だろう。
マリオを操作して、クッパからピーチ姫を救うべく、得意な「ジャンプ」を駆使して進んでいくゲームだ。
そして、横スクロールのゲームでたまにあるの「壁が迫ってくるステージ」である。
どんどん後ろから壁が迫ってきて、早く前に進まないとゲームオーバーになってしまうステージであり、非常に焦るのが特徴。事前にコースを知っていれば対処はできるが、初見で対応するのは難しい。
で、マリオの話はここまでにして、本題の「秘密道具」の話に入るとする。
僕が着目したのは「壁が迫ってくるステージ」であり、これが意味するところは「時間制限」だ。
そして、「時間制限」を設けるために手に入れたのが、
「キッチンタイマー」。
最近、100均で買った。↓
コイツが非常に良い働きをしてくれるのだ。
それが、
・希望の時間をセットできる
・時間がきたら、音が鳴る
という2点。
何を当たり前のことを言っているのだ??と思われたかもしれないが、これは本当に大事なことであって、
何が大事かといえば、
「それ以外のことはできない」
ということだ。
タイマーをセットして、アラームを鳴らすという役割であれば、スマホを使えば良い、、と思うかもしれない。というか、僕もキッチンタイマーを手に入れるまでは、スマホを活用していた。
でも、キッチンタイマーを手に入れてからは、もう、コイツ無しでは暮らせないほどに、非常に重宝している。
なぜ、そこまで重宝しているのかといえば、
重ねて言うが、「できることが少ないから」である。
スマホはできることが多い。
タイマー機能なんて朝飯前。メモもできる、ニュースも見れる、SNSも楽しめる、YouTubeも見れる、ゲームもできる、電話もできる、noteだって書ける。
スマホがあれば、ほぼなんでもできる。
でも、キッチンタイマーは違う。コイツは、時間をセットして、時間が経ったら音を鳴らすことしかできない。
だからいいのだ。
スマホはタイマーを以外にもできることが多いため、集中力が削がれてしまう。そういえばSNSの通知きてるな、、とか、メールを確認したりとか、LINEを開いたり。
自分が集中するために用意したスマホが、自分の集中力を奪う原因にもなってしまうのが皮肉なところである。
キッチンタイマーはできることが制限されているため、そもそも「他に〇〇を確認しようかな〜」という思考すら浮かんでこない。
そして、目の前のやりたいことに集中できるのだ。
使い方は超カンタン。
取り組みたい作業の前に、時間をセットして、スタートボタンを押すだけ。
後は、時間が刻々と過ぎていく様子を見ると体に緊張感が走り、ジッとしていられない気分になり、自然と手が動いてくれるのだ。
まさに、何気ない空間が、壁が迫ってくるステージへと変化する瞬間である。
100円で買えるし、手軽に使えるし、しかも生産性がバク上がりするという、なんとコスパの良い道具なんだろうかと、僕は感動してしまった。
スマホを活用していた頃は、いかに自分が他の機能に気を取られていたのかを思い知ったわけである。
では、キッチンタイマーがもたらす具体的な効能を見てみると、
1:制限を設けることによって、集中力が高まる
2:程よい緊張感を強制的に作り出す
3:飛躍した思考が可能となり、思わぬアイデアが浮かぶ
という感じだろうか。
まず、1、2はそのまんまの意味である。
基本的に家の空間というのは、プライベートな空間であり、心も体もリラックスしているのが普通だろう。
そんな風にくつろいでいる空間に身を置きながら、緊張感を持って作業に取り掛かるのは結構難しかったりする。平たく言えば、ダラケてしまう場合が多いというわけだ。
そこで、キッチンタイマーを用いることで、強制的に「緊張感が漂う空間」へと作り変えることができる。
周りに人がいる状態だったり、制限が設けられると「緊張感」が高まり、それに伴って集中力も高まる。(※緊張感が高すぎる状態も良くないけどね)
最後に、「3:飛躍した思考が可能となり、思わぬアイデアが浮かぶ」について説明していく。
まず前提として、人は制限が無いときは「足し算的思考」になりやすい。
例えば、
仕事の定時から2時間前の段階で、定時までに終わりそうにない仕事が山積みになっているとする。その状態で導き出す安易な解決策は、
「残業すれば良い」
という策であり、この思考こそが、「足し算的思考」である。
確かに「時間を足し算」をすれば、いずれ仕事は終わるかもしれない。けど、そこには「創意工夫」が無い。
日本の農業が発展したのは、日本の国土がそもそも「限られていた(制限されていた)」からである。
広大な土地がある海外では、収穫量を増やすためには、単に「面積を増やす」とか、「労働力を大量に投入する」といった感じで、「足すこと」にフォーカスする傾向にあったのだ。
一方、「制限」があると「引き算 or かけ算的思考」になりやすい。
一旦余計なものは捨てて考えてみる、という「引き算思考」や、
以前仕事で使っていた資料・データを活用して、さらに、他部署にいるアノ人に協力を依頼してみるのはどうだろうか?・・みたいな「かけ算的思考」だったり。
要は、現状を「ツギハギして改善する方法(足し算的思考)」ではなく、
「余計な部分を削る方法(引き算的思考)」だったり、
「誰もやってこなかった手法を組み合わせてみる方法(かけ算的思考)」が生まれやすくしてくれるのが、「時間制限」というスパイスなのだ。
キッチンタイマーに僕は本当に感激しているので、ぜひnoteにてシェアしたいと思い、書いてみた次第だ。
ぜひ、あなたもキッチンタイマーを活用して、爆発的な生産性の向上を味わってみてはどうだろうか?
ちなみに、「制限」について、また別の角度からも記事を書いているので、良かったらどうぞ。記事はこちら
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