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【読んだよ】劉慈欣『三体II 黒暗森林』(上)(下)

壮大なSF物語『三体』の続編です。
先月一気に読み終えました。

Netflixドラマでは最終話で少し語られたのですが、地球を侵略する予定(400年後)の三体文明に対抗して国連は4人の「面壁者」を選出します。
地球の情報は三体に筒抜けなので、面壁者は自分の頭の中だけで作戦を考え実行し、最終決戦までは作戦を誰にも明かさないようにします。

面壁者のうち3人は某国の元大統領など輝かしい経歴の持ち主ですが、最後の1人は社会学者の羅輯(ルオ・ジー)。
彼は特別な功績があるわけでもなく、本人も不思議で仕方ありません。

一方で宇宙軍が結成され、現在可能な技術で宇宙船の開発を始めます。
宇宙船のエンジンをどうするか、一筋縄ではいかず2つの技術の派閥が対立することになります。

また三体世界を信仰する地球三体協会は、面壁者の計画を阻止する破壁人を選び出します。

下巻では200年後の未来に飛び、冬眠から目覚めた羅輯や大史(ダーシー)らが三体世界と対決することになります。

面壁者らは三体世界に対抗する妙案を出せるのでしょうか?
そして宇宙艦隊は三体艦隊と戦えるほど科学力を発展させられるのでしょうか?


◆感想◆

レビューや感想は他のユーザーさんたちが書かれているので、本書の主人公・羅輯の紹介をしたいと思います。
話のネタバレはしないようにしますが、ちょっとでもネタバレされたくない方は読まないようお願いします。





最強主人公・羅輯を語るよ!

羅輯は元天文学者、現社会学者の大学教授。
女性をとっかえひっかえするモテ男です。
そんな彼が忘れられないたった1人の女性は……

妄想の彼女!!

……はい?(゜Д゜)

さて、面壁者の1人に選ばれてしまった羅輯。
三体世界にどのような作戦を練るのでしょうか。

彼の作戦はあまりに巧妙で誰も真意が掴めません。

「こんな理想的なお家に住みたいな♪」
「はい、喜んでー!」

「理想の彼女を探してきて♪」
「はい、喜んでー!」

彼女との隠居生活を楽しむ羅輯。
なかなか作戦実行に至らないので、周りは彼女を取り上げちゃいます。

失意の羅輯は真冬の湖に飛び込みますが、そのおかげで天啓を授かったように閃きます。

宇宙に呪文を送ろう!

周りはみんなポカーン。
羅輯は「僕の呪文が効いたら起こしてね♪」と言い残し、長い冬眠に入るのでした。


以上が『三体II』上巻のざっくりした内容です。
「能ある鷹は爪を隠す」ということわざを胸に、ぜひ読んでみてくださいね。

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