【短編小説】青い目のお人形さん
ご存知の方もいると思いますが、太平洋戦争前の昭和の初めころにアメリカから日米親善を目的として万単位の「青い目の人形」が贈られてきました。これに対して日本も答礼人形を送ったという話があります。
残念なことに、青い目の人形は、戦争中に敵性人形として処分され、秘匿し残ったのは、四百にも満たない数だといわれています。
これらの史実を下地として、日米友好を念頭に書いたのがこの物語です。既刊行の『孫のおあいて』に収録されていますが、多くの方々に読んでいただければ幸いと思い、投稿しま