Believe in yourself (阿部真央)
中学生でおそらく私は、初めて挫折をした。
高校受験に失敗した。
自分は高校受験までは、なんでもできる人間だと思っていたし頼もしい人間だとも思っていた。
部活も勉強も、頑張れば必ず結果が出してきたからだ。
委員長も伴奏者も、頼まれたことはなんでもこなしていたからだ。
だから、初めての挫折は胸をえぐられるようだった。
「苦しい」「悔しい」「自分には価値がない」「劣等感」
そんな言葉の意味や重さを初めて味わったと思う。
そこからは、ずるずる引きずって無駄に時間を過ごしたと思う。