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うつりゆく甲と冑展【兵庫県立考古博物館】


兵庫県立考古博物館でうつりゆく甲と冑展を見にいきました
11月2日は兵庫県立考古博物で大中遺跡まつりが開催される予定だったそうですが、天候不良により中止になっていました。
ですが、館内の展示物の無料観覧をしていました!文化の日と関西文化の日は観覧無料だそうです。

⚫︎アクセス

【JR】三ノ宮駅から西明石駅で乗り換え32分土山駅へ下車南口からであいのみちを徒歩15分
※平日に限り、徒歩以外にかこバスミニがあります。

⚫︎兵庫県立考古博物館

お天気の日に撮った考古博物館
藁葺き屋根のような作りの建物
兵庫県考古博物館では勾玉作りや土器作りなど体験できる楽しいイベントがたくさんあります
古代の食事会からガラス勾玉作りまでとさまざまな面白いイベントがたくさん

大中遺跡1962年に地元の播磨町立播磨中学校中学生3人生徒が土器を発見したことで見つかったとされる遺跡。

そして、大中遺跡まつり当時、中学生だった発見者の一人の浅原重利さんが考古博物館を盛り上げるために大中遺跡まつりを立ち上げたそうです
現在は同町文化財保護審議会長でもあるそうです。
お天気がよければ大中遺跡まつりで弥生時代の衣装を身に纏って古代行列や火おこしなどの文化体験などができるみたいですね!参加したかった!

考古博物館の展望台

⚫︎うつりゆく甲と冑

弥生から江戸時代の甲冑が展示されていました

戦国時代から江戸時代のよろいかぶとには使う人に合わせて色々な飾りがつけられたそうです。前にしか進まないことから武士たちから好まれた虫の飾りとはなんでしょうか?(もう画像で答えが出ちゃってますが、、、)

正解は トンボ

トンボは前にしか進まないことから「勝虫」とよばれ、武士に好まれた虫だったそうです
夏によく見かける蚊避けのトンボではないようですよ。

緋威金小札二枚胴具足ひおどしこざねにまいどうぐそく
浅葱綾威大鎧あさぎあやおどしおおよろい
閻魔大王さまの絵が描かれた甲冑
この甲冑は実際に着付け体験ができるそうです。

よろいができたのは、弥生時代の2400年前に(弥生時代の中頃)村同士の戦いが始まったことからだと考えられています。
まだ、鉄の加工技術が発達しておらず木や蔓、革などを使った加工が簡単な素材で作られたよろいだったそうです
古墳時代になると鉄の加工技術が発達して鉄のよろいができました
そして、安土桃山時代には村だけではなく京都で起こった戦いが日本全国へと広がりこれまで以上に甲冑が必要とされたためより多くの甲冑を大量生産に向いた構造をもつ「当世具足」と呼ばれる新しい甲冑が生み出されました
江戸時代になり、平和な時代が訪れると甲冑が実際の戦いに使われることはなくなります。
この時代の甲冑は自身の家と伝統や強さを示す象徴的な役割を担うため、華やかな装飾が施されるようになったそうです。
(うつりゆく甲と冑展要約)

⚫︎むかしの人に変身できる体験コーナー

展示会は写真撮影は禁止でしたがこちらのコーナーだけ写真撮影が可能でした。
※うつろいゆく甲と冑展は撮影可能

どうやら、むかしの役人さんや女官さんになりきれるようです
巫女さんや縄文人の衣装もありましたよ
衣装は大きめなので子供から大人でも着れます
親子、おひとりさまも記念に着てみてはいかがでしょうか!(甲冑もあるよ)

縄文人(弥生人)の衣装も!
私は子供の頃にこちらで縄文人の衣装を着ました
むかしの役人になろう!

⚫︎予想外のお土産

雲龍紋八花鏡うんりゅうもんはっかきょう

帰り際に龍の鏡の冠を被った学芸員さんにすすめられて龍の冠作りをしました
館内ではスタッフの人全員が龍の冠を被っていていて実は、少し気になっていました!
そして、私も無事に冠デビューをしました!観覧客としてファースト龍の冠デビューだったらしく考古博物館の広報らしき人たちに写真を撮られながら作りました
写真を撮ってる人もちゃんと律儀に冠をつけていてツボでした。
その後も、この考古博物館はずっと私のツボを刺激しまくるのでした〜

作っていた冠は古代鏡展示館で見れるそうです
鏡の絵と龍の鏡

わが家の玄関にも古代の鏡の絵があります
鏡の絵は東西南北をつかさどる神の青龍と白虎と朱雀、玄武の四神が描かれています。

出土品ニ四神十二支鏡 飯田穂野香

日本画家の飯田穂野香いいだほのかさんに特別に描いていただいた作品です。
この作品はとってもパワーがあってドラマがある絵なので、また、ゆっくり、ご紹介したいと思います。新しい仲間ができて嬉しいね

⚫︎かわいいはにわ

雲龍紋八花鏡の冠作りを終えて出てきたところに受付広場にかわいいはにわがいました!

水分補給もしています

どうやら、このはにわちゃんは武人埴輪なのだそう!武人だったとは!ヒェ〜おそれいりました!兵庫県の出土品で武人埴輪は学芸員のイチオシの館蔵品なのだそうです。
武人埴輪を見にいくだけでも兵庫県立考古博物館に行く価値がありますよ!
私の撮影スキルでは武人埴輪のよさがあんまり出ていませんが直接見てみるとその魅力がとってもわかると思います。

⚫︎うつりゆく甲と冑展フライヤー


#考古博物館
#兵庫県立考古博物館

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