【2022年を締めくくる極上のマリアージュ】
沖洲の工房がバタバタと忙しくなった11月中旬。
製造課長が最後の大詰めで、
あるケーキを開発していました。
そのケーキは、12月23日~25日の3日間限定で、
店頭に並ぶ2~3人用クリスマスケーキです。
今回は、かなり珍しい組み合わせ、なんと、苺と抹茶です!!
いかがでしょう、「味の想像」できますか?
うーん…。
では、ケーキの写真をどうぞ!!
はい。
写真を見ても、想像しづらいですよね。
「苺と抹茶のケーキ?どんな味か分からない」
このイメージを逆手に取り、苺と抹茶の層を綿密に作り込み、
苺の「甘酸っぱさ」と抹茶の「苦味」の掛け合わせを最大限発揮した、
極上のマリアージュに飛躍させました。
完成したケーキは、赤と緑のクリスマスカラー。
今回は、クリスマスの夜にふさわしい6層の極上マリアージュ。
未だ体験したことがないような、感動体験を
「苺と抹茶のケーキ」でしていただこうと思います。
『試食で社長に面白い事をツッコまれた』
社長が試食を食べた際、
「抹茶のスポンジ、もう少し強く打って」
こんな一言を言われました。
何の事か全く理解できなかったので、こっそり製造課長に聞くと、
2層の抹茶のスポンジに使用するお酒の量を増やして欲しいそう。
スポンジを焼き上げた後、食感をしっとりさせるため、
アーモンドの香りのお酒を少量染み込ませるのですが、その量を増やして、
苺とバランスを取って!と言ってるんだと思うと話してくれました。
個人的に面白いツッコミだと思いました。
『抹茶スポンジに使用する高級抹茶は去年の1.5倍!』
6層のケーキに、2層の抹茶スポンジ。
使用する京都産高級抹茶は、なんと去年の約1.5倍です!
それは、苺の4層で表現した「甘さ」と「酸味」を
高級抹茶の濃いスポンジで受け止めて、感動させたい!
課長の意図があったからです。
そのため、抹茶の使用量は変えず、お酒でバランス調整という
社長なりの課長の意図への尊重がありました。
『抹茶と溶け合う苺の4層にこだわりました』
そんな高級抹茶のスポンジで受けとめる、
苺の「酸味」は、赤い濃い色の苺のジュレで引き出しました。
苺の「甘味」は、2層の良く見ると、うっすらピンク色のクリームは、生クリーム・カスタードに苺のピューレを加え、ほんのり苺の甘味を感じて、
トップは、苺の艶だしで甘味とフレッシュな苺を飾りました。
『苺と抹茶の極上マリアージュ』
口に入れた時に、繊細な味わいにきっと驚くでしょう。
食べるとまず、アーモンドと苺の香りが口の中でフワッと広がります。
その後、徐々に苺に抹茶の香りが絡まり、抹茶の苦味と苺の甘酸っぱさが溶け合う、極上のマリアージュが体験できます。
『改良後に社長がつぶやいた』
後日、改良後のケーキを社長が食べていたので、お酒の真意を聞きました。
ーーお酒って、全体を引き締めてバランスを取るためですか?
スポンジが2層あって、生地の面積が厚いでしょ?
だから、お酒の量を増やすと、食べても目立たず、
クリームやジュレとうまく馴染んで、口溶けが良くなるんだ。
それにこれ、指摘以上の改良してるよ。
ーーえ?
お酒の調節と一緒に、
トップの苺の艶だしを強くして、味のコントラストを際立ててる。
だから、さらにおいしくなってる。
ーー食べただけで分かるんですね。
試食で社長の指摘だけでなく、指摘されていない箇所も、改良し、更に良いものを目指す。
嬉しそうにおいしいと話す社長から、クリスマスケーキに対する熱い気持ちを職人と社長から感じました。
苺×抹茶
ケーキだと、意外と想像できない組み合わせ。
イルローザが6層に全力で想いを詰め込んだ、苺と抹茶の極上マリアージュ。
2022年最後に食べるスイーツにふさわしい自信作です。
12月23日~25日までのクリスマス期間限定の店頭販売です。
クリスマスをこのケーキの感動体験で、特別な夜へ誘います。
苺と抹茶のケーキ
2~3人用
12月23日~25日
店頭限定販売 税込1728円
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