【たった1人で320個を2時間手作業し続けるお菓子】
320個
その工程とは、卵を割り、生クリームと合わせたものを、生地に塗り、フォークで模様をつけるというもの。
「どうせ機械か何かで作ってるんでしょ??」
実はこれ…
全て職人1人の手作業です。
素人がこれを丁寧かつスピーディーに仕上げるのは、
もちろん困難ですが、きっとやり終える前に、その膨大な量に、心が折れます。
そんな手作業で作られるお菓子が、ガレット・ブルトンヌです。
フランスのブルターニュ地方に伝わる、
小麦と同量のバターをたっぷり入れる厚焼きサブレです。
以前、このお菓子は、こちらでご紹介しました↓↓↓
実はこのお菓子、バレンタインの時期が近づくと、限定フレーバーのガレットブルトンヌ・ショコラがリリースされます。
検索して調べても、チョコレート味のガレット・ブルトンヌは全国でもあまり見掛けません。
今回は、イルローザの洋菓子を支持して下さるファンの方でさえ、ここまで手作業が入っている事が知られていない、このお菓子の裏側をご紹介します。
実際に1人でこなす職人に聞いてみました。
ーー320個を2時間1人で仕上げるのって、キツくないんですか?
嫌だと思ったことはないかな。果てしない量だから、黙々と楽しい時間がずっと続く感じかな。
ーー苦痛と思わないなんてすごいですね。
焼く前の最後に触れる工程だからね。
もちろん、スピードも求められるけど、美味しく焼くために、”いってらっしゃい”って気持ちを込めて、向き合っているよ。だから、楽しいな。
イルローザのガレット・ブルトンヌの仕上げは、全て手作業です。
食べる際に、美しい十字線の模様は、機械等一切使わず、たった1人の職人が楽しみながら手作業で9店舗分を仕立てます。
しかし、日頃からイルローザのファンの方でさえ、この事実は知りません。
なぜなら、職人の細かすぎて伝わらないこだわりを弊社が発信してこなかったからです。
それには、社内メンバーの製造・営業・事務所ともに、お菓子にここまで細かくこだわることが”普通”だと思っていました。
しかし、9店舗規模の経営で、弊社のお菓子づくりへのこだわりは”異常”でした。
そんなガレット・ブルトンヌ・ショコラにも強いこだわりがあります。
ただでさえ、バターがたっぷりで、小麦の量が少ないお菓子のレシピ変更は難しいです。
それを開発者が、ココアパウダーの粉感でバランスを取りながら、プレーンと変わらないサクッとした食感を壊さず、チョコレートを際立たせました。
また、チョコ味なので、プレーンに比べ、焦げやすく、生地もチョコの茶色で、焼き色の判断がつきません。
そのため、焼時間に細心の注意を払い、匂いと時々オーブンから取り出した時の生地の膨らみや硬さを確認して、おいしく焼き上げます。
そうして作られたこのお菓子は、封を開けると、非常に厚みのあるサブレです。
十字模様を楽しみながら、サブレに包まれた金紙を剥がし、手で半分に割って食べてみてください。
口に入れると、バターとチョコレートの香りに包まれ、サクッした食感が楽しいお菓子に仕上がっています。
バターたっぷりのサクッとした弊社のガレット・ブルトンヌが大好きな方には、たまらないお菓子に仕立ててあります。
「どうせ機械で作ってるんでしょ?」
と思われがちな、弊社のお菓子のひとつひとつは、こうして職人の手で真心を込めて作られています。
全国でもあまり見掛けない珍しいチョコレート味。
チョコ味のお菓子が好きで、サクッとした食感のサブレが好きな方なら必ずハマってしまう、
時期限定イルローザの、ガレット・ブルトンヌ・ショコラを職人が描く模様のあたたかみと共にお楽しみください。
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