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猫ふんじゃった

たまに飼い猫を踏む、というか蹴ってしまうことがある。

帰宅すると猫があまりにも足にまとわりついてくるので、とても歩きにくい。
お宅の飼い猫、そんなことありませんか?と猫を飼っている人に聞いてみたくなる。

注意して歩くのであるが、急いでいる時、早くおやつをあげたいとか、帰宅してすぐに別の用事でまた出ていく時によくやってしまう。

うちの猫は最近甘えん坊だ。特に布団を敷いたときには必ず布団の上に乗る。

布団が温くて、この季節にはちょうどいいからかもしれない。

そして、ずいぶんな大きい猫なのに、子猫みたいにじゃれついてくる。
何でやねん、普段から膝の上とかに乗ってくれたらええのに、とか思ってしまうが、前足しか膝に乗せない。

飼い始めた頃からすると、格段に懐いてくれてはいるものの、後ろ足を膝に乗せてくれるほどの信頼と実績がまだ自分にはないらしい。

けれど、最近、前足で私の背中というか、脇腹あたりを、こいこい、というか、かきかきするということが増えた。

ならば、餌が足りないのか?と餌皿にカリカリフードを足してみるも、その後もかきかき、頭を撫でてみるも、その後もかきかきするので、もう万策尽きたかと思って、座っていたクッションを譲ると、しばらくしてその上に丸くなっていたので、そういうこと?ということにしておいた。

猫とコミュニケーションが計れたら面白いだろうし、思ってもない斜め上のことを言われるかもしれない。猫はマイペースな動物なので、犬みたいに人の心になかなか寄り添ってはくれない。

しかしながら、悲し涙を流していると、なぜか寄ってきてくれるし、それはただの一回の偶然かもしれないし、気まぐれかもしれない。

よその猫を見ていると、性格もさまざまで、中には野良なのか飼い猫なのかよくわからない首輪のない猫でも、道路に寝そべったり、至近距離まで近づいてもそこまで俊敏に逃げない、ある程度飼い猫みたいに人馴れしている猫もいたりと面白い。

ある一定の人にはものすごく懐いている猫もいるらしくて、そのおじさんが来ると、猫まっしぐら、となるらしかった。餌付け歴が長い、そして信頼関係が出来上がっているのかもしれない。

ほとんどの野良猫は、大体人の姿をみると逃げる。

猫好きとしては残念ではあるが、それでも猫が好きである。

だから、追いかけて行かない。好きだから。それは変かもしれないけど、追いかけて行ったとしても、余計逃げられるからだと思う。

来るもの拒まず、まとわりつかれると迷惑、去る者追わず、だけど猫が好き、という感じである。

好かれたいとは思うが、ゼロ距離で来られるとたまに蹴ってしまうし、布団を占領されてしまって、自分の好きな姿勢で寝られないので、蹴らないようになるたけゆっくり歩くし、布団も動かして退いてもらうこともある。

猫と暮らすって思ったより大変である。最近さみしいか構ってもらえないとうんこをする。しかもトイレ以外の場所でも。

思い過ごしかと思っていたが、家に自分がいる時は、あまり変な場所でうんこをしないし、したとしてもトイレの付近で粗相したぐらいの感じなのでしょうがない。

たまにちゃんとした場所でうんこをした時や、うんこを帰ってくるまで我慢してたの?と思うぐらいいいタイミングでうんこをしたりするので、それを「さみしうんこ」と名づけている。

自動トイレ(自動でうんこやおしっこを片付けてくれる機能を持ったトイレ)にも憧れるが、「さみしうんこ」する猫には、多分通用しないとは思うので、購入は見送ることにする。

家を空ける機会が多くなってきたら、それもありかなとも思うが、当分は手動で片付けて、時々うまくうんこできたら褒めてみることにする。猫に褒めが通じるかはわからないが、犬だって褒めたら尻尾を振って喜んでくれるし、猫と犬は遠い親戚だというので、ダメもとで試そうと思う。

コミュニケーションの取れない動物と子供は色々難しいというので、気長にやってみようと考えつつ、どの床にうんこされてもサッと拭けるように、アルコールスプレーを用意して、「さあ、どこでうんこしても拭くで!」と待ち構えることにする。




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