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陰徳とプランクトン
陰徳とプランクトン
チャリチャリに乗りながらふと思ったんです。
このサービスを作った人が誰なのか、そもそも自転車を発明した人が誰なのか、私は何も知らない。でも、そんなことを知らなくても、こうして当たり前のように自転車に乗れている。
これって、まさに陰徳ですよね。
陰徳とは、人に知られずに積まれた善行のこと。でも、それだけじゃなくて、「自分が知らないところで誰かの行いによって恩恵を受けている」という広い意味もあるんじゃないかと思います。私は特に徳を積んでいるわけではないですが、それでも誰かのおかげでこうして生きているんだな、と。
そう思いながら韓国ドラマを見ていたら、プランクトンの話が出てきました。
「私たちが生きていけるのは、海の植物プランクトンが酸素を作ってくれているおかげなんだ」と。
……そんなこと考えたこともなかったです。
でも確かに、私たちは呼吸をしているけれど、その空気がどこから来るのかなんて気にすることはほとんどありません。人間だけでなく、目に見えないような小さな生き物たちにも支えられて生きているんですね。
そう考えると、「誰かがやってくれたおかげ」というのは、人間同士の話に限らず、もっと大きな世界の話なんだな、と気づきました。見えなくても、知らなくても、世界はものすごい数の存在によって支えられています。
陰徳って、人間だけでなく、生命全体で回っているものなのかもしれません。
「陰徳を積む」ことの大切さ
陰徳とは本当に偉大なことですね。
私はまだ陽徳すらできていないような気がしますが、まずは目の前のことを大事にしながら、少しずつ意識していけたらと思います。