【詩】僕の好きな
こんなにドラマチックな夕焼けの下で
僕はなんて平凡な1日を終えるんだ
こんなにきれいな満月に照らされて
僕はなんて地味な作業を繰り返すんだ
爽やかな朝にも心は晴れず
熱射の太陽にも僕の心は冷めるばかり
こんな僕に寄り添う
雨のぬるいさがやけにリアルで
雨音に消された街の喧騒は
僕だけに届かない
すべてが静かで心地よい
少し臭いぐらいがちょうど良い
雨のやさしさに包まれる
僕は雨の街が好きなんだ
雨上がりの虹に少しばかりの希望を持つけど
本当に望んでいるのは次の雨
僕は雨の中が好きなんだ
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