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自分を見つめなおす巡礼の旅映画『サン・ジャックへの道』


 
母親の他界し、その遺産を受け取る条件としてフランスからスペイン聖地サンティアゴまでの巡礼の道に共にあるくことになった3人の兄弟。
信者でもなく、お互い仲が悪い3兄弟のほか、いろいろな事情を抱えたツアー参加者たち。
 そんなツアー参加者たちが1,500kmの道のりを2か月もかけて歩くが・・・

 景気は険しいけど、すごく奇麗な感じがした。やっぱり自然って素晴らしい。
 それにハイテク技術もない、古風というか、アナログな環境。
一見不便そうだけど、どこか楽しそうでもあったし、今一度違う環境に置き、違う立場の人達と触れ合ったら、自分を見つめなおせそう、自分自身と対話出来そう、自分自身を変えることができそうな気がしてしまう。
 映画も初めはぎこちなかったが、次第に距離を少しづつ詰めていき、最後には一つになっていたので、尚更、人が変わるいや成長する、歩み寄るそんな心の交流が、尚更自分自身を見つめなおせる気がしてしまう。
 こういった、自分を、周りを変えて最後にはハッピーといった映画はたくさんあるが、また別の角度というか、別視点でというか、その映画『サン・ジャックへの道』の独自の世界観といったものが、映画『サン・ジャックへの道』らしいハッピーな終わり方で締めくくられており。その過程も工夫があって、独創的でそれもそれで面白さを感じてしまう。
 前回の『エリザベスタウン ELIZABETH TOWN』同様、この映画『サン・ジャックへの道』好きな映画のうちの一つであり、人生の教科書としての映画だともいえる。
 それに二作品共通して言えるのだが映画と旅。自分はロードムービーが大好き人間なのかもしれない。
 確かにどちらも好きです。(最近旅に行けてないけど・・・)
 
 また人生という道に迷ったときに、映画『サン・ジャックへの道』という地図を見て、人生という道を歩くのであろうか。いやきっと歩いている。(何回も観るだろう。)
 きっとその時には、また今と違った考え方や視点でその道をあるいているのか?或いは、今と違った考え方や視点を身につけながら歩いているのか?
どちらなのか今は不明だが、そのどちらかであろうかと思う。

 或いは、実際にフランスへ旅立って、スペインへの巡礼の道にも近くか遠くかわからない将来、行ってみたくなってしまう。
まずは体力つけなければ・・・
そう思える作品だったといえる。

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