こんにちは。保護者のための学習戦略アドバイザー本間汐織です。
わたしの記事を読んでいただきありがとうございます。
これからnoteで大学受験生を持つ保護者ができるサポートについてあげていこうと思います。
今回は、どうしてnoteをはじめようと思ったのか?についてお話ししたいと思っています。
予備校勤務時代
わたしは10年間大手予備校の校舎で勤務していました。
「予備校で働いていました」というと、「何の教科を教えていたのですか?」と聞かれるのですが、わたしは教科を教えていたのではありません。
予備校講師=教科を教える人
予備校社員=校舎運営をする人
わたしは予備校社員で、予備校講師ではありません。と言ったら、
「校舎運営する人が教えられるの?」
と思うかもしれません。
わたしがしていたのは「教務指導」です。わたしのいた予備校はすべて「映像授業」でした。
どの映像授業をどんなスケジュールで受講するのか
授業以外に何をすべきか
映像授業が効果的に受講できているか
次の模試までの目標と結果の考察
受験校決定とその対策について
といったことを指導するのがわたしの仕事です。そして10年間で約2,000人の学習状況を見てきました。
予備校勤務で鍛えた「教務指導力」
みなさん、「映像授業」って聞くとどんなイメージを持ちますか?
「一方通行」
「質問ができない?」
「緊張感がないから寝ちゃうかも・・・」
こんなイメージは古いです。少なくとも、全国の受験生が支持するような「映像授業」の質は本当に高いです。ちなみに「今でしょ!!」で有名な林修先生は常にこうおっしゃっています。
予備校で授業後に生徒が質問に来るような授業は、自分の説明不足が招いた結果であり力不足と判断している。授業後に質問が出ない授業を正しい授業としている。(受験必要論 人生の基礎は受験で作り得るより)
本当にわかりやすい授業をしているプロの予備校講師の授業は「聞いたらわかる」のです。そんな授業を生徒たちに受けさせていたのですが、そこで疑問が沸きました。
同じような学力なのに同じ授業をうけて成績が上がる子と上がらない子がいるのはなぜだろう???
わたしの仕事は、「生徒の成績をあげる」こと。ですから、生徒を観察し、その原因をめちゃくちゃ掘り下げました。
90分の授業を受講し終えた生徒のノートを見せてもらう
90分の授業で大事なことを話してもらう
問題を解いたときにどういう考えで解いたのか、どういう知識を使ったのか、解説してもらう
模試の成績の伸びと科目の相関関係を見る
など。生徒の視点や考え方など、見えないことを「見える化」し、成績をあげるために足りないことをサポートしてきました。
予備校の仕事は教務だけではありません。
予備校では教務指導以外に、保護者の方との毎月の電話面談、約4か月に1度の三者面談、そして保護者会を実施していました。その中で、保護者の方から「親は何をしたらよいでしょうか」と言われることも多くありました。もちろん、「もう高校生なので」「本人に任せていますので」という保護者の方もいらっしゃいます。
しかし、大学受験は子どもたちが将来を決めるのに大事な選択ですし、その中で保護者の方の経験や思いを伝えていく必要があると思います。とはいえ、背伸びをしたいお年頃ですので、言っても伝わらないことも多くあります。保護者の方から見て「はがゆい」と思うことも多いのではないでしょうか。
一方、高校生との面談の中で「お母さんがこうした」「お父さんがわかってくれない」など、打ち明けてきます。やはり、保護者の方の影響は強いと感じます。
以前こんなことがありました。
高2の男の子が「お母さんがほめてくれない」と言っていました。どういうことだろうと聞いてみると、
学校のテストの点数がよかったので、自分の部屋の机の上に、そのテストを置きっぱなしにしておいた、でもお母さんはそのことについて何も言わなかった。いつもは「テストどうだったの?」って聞くのに。
ということなのです。その後、保護者の方にこっそり電話でそのことを聞いてみると、
テストが部屋の机の上に置きっぱなしなのは見ていたし、結果も知っています。でも、「部屋に勝手に入るな」と言われると思ったので、本人に言っていません。
と言われたのです。
本人が親に素直に成績を見せればこんなすれ違いにはならないんですけれどね。でもこんな風に保護者のことを気にかけているし、ほめられたいと思っていたりするのです。
ということは、保護者の声かけやサポートで今よりもさらによくすることもできるのです。
「親のサポート」というと、「手をかける」「過保護」等のイメージがあるかもしれませんが、大学受験においてできる保護者のサポートというのは、自立のためのサポートだと思うのです。
少しでもそのお手伝いができたらと思っています。
現在のわたしの活動
現在、学習アドバイザーとして下記の活動をしています。
ブログ「3か月でE判定をA判定に変える能力アップ学習法」
4年以上前の記事ですが、今でもフォローがつく記事もあります。
塾・予備校で質問をたくさんする人は成績が伸びない
予備校で働いていて本当に感じたことです。
当時もったいないなぁと思っていたことを記事にしました。
YouTubeラジオ「大学受験のための学習お悩み相談室」
FMルピナスというラジオで第2・4火曜日夜20時から30分間お話をしています。
学習コンサル
まずは30分の無料コンサルでご相談ください。
保護者の悩み相談
相談があるときに随時受け付けています。
公式LINEにてお問合せください。
高校生向けに発信をしてきたことが多かったのですが、これからは保護者の方向けにもお伝えしていきたい。
そう思っています。
ぜひこれからもよろしくお願いいたします。