女と女と女と『せめてラーメンでも』
三連休。
最終日。
頭痛がおこりそうだなと、予感していたが案の定。
ちょっと眠る、マッサージ、ハーブティーとか? 体を温めるとか?
時間がなく却下のため、薬を放り込む。
内部で起こっている作用は知らない。はやく、らくになりたい。
本格的な頭痛がおこったら、もう、吐き気と、頭を抱えてのたうつ痛みに、数時間耐えなければならない。
そんな時の、家族は優しく、わたしが『氷ください』と言えば、口に入れてくれる。家族がいてよかった。
でも、まだ序の口。はやめの対応で、一日のりきれたら良いな。
休日は、神経がゆるむのか頭痛がけっこおうなわりあいで起きるのだ。
平日の仕事の日は、起きない。
いかに普段の生活で、神経を使っているのか実感する。
『頭がファイヤーしているんです』
と医師に言われた。一度、脳神経外科のクリニックにいって検査したことがある。
あとは、なにを言われたか殆ど覚えていないが、わたしは頭がファイヤーしている体質だそうだ。
芸術家にそういうタイプが多いと言われて、まんざらでもないな、なんて嬉しかった事だけ覚えている。小さい頃から、頭痛になやまされており、鎮痛剤が、手放せない。
ふと、以前、すぐに挫折した『カフェイン抜き』をやってみようかなと思ったけど、生協の宅配でコーヒーが届いたからもったいないな。
デカフェのコーヒーを今度買ってみよう。
昨日は、三連休で家族をどこへも、連れて行ってあげられていないから、外食にいくことにした。
焼き肉・寿司は却下。
三千円くらいであがるところ。
けちだな。
わたしは、金銭感覚が迷子系で、食事にいったら、食べていいよー!!どんどん食べな!といって、いつも予算をオーバーするので、ラーメン屋ならと思い、提案。
自習しに行っていた家族と合流し、実家によって車を借りる。
寒い。厚手のカーディガンを羽織っても、寒い。服装難民になる季節。
重ね着したいけど、西村賢太でいう『むくどり』みたいになるから、体型スラットした、なにを着ても様になる人が、羨ましい。もっと自分の体型や、雰囲気にあった服装を研究したいな。メイクも髪型も。
でもその時間に、わたしは、本を読んだり、小説を書いたりしたいのだ。
ううん。難しい。
わたしが、自転車に乗り、家族には走ってもらった。なぜなら、一台自転車がパンクしているのだ。直すのに、出費がいくらなのか、怖くてなおしたくない。でも、運動不足解消になっていいじゃん、と思い、合流の前にseriaへ。
次のボランティアの前に、ちゃんと、やっつけでなく絵本をつくりたいと思ったからだ。
seriaで、知人に原稿をおくる用の封筒を購入。 白紙絵本はなんと、売り切れ。
さては、わたしのNOTEを見て、みんな買い占めているのかしら? とは思わず、せっかく来たのにショック。seriaは職場の近くにもあるから、そこをねらうしかないな。
DAISO様には、置いていないのかな?
家族でわりと、和気藹々、車で目的地に向かう。
ラーメンなら、行ったことのないところにしよう!
と、一風堂を提案する。わたしは、若いときに行ったことがあるけれど、子供たちはYOUTUBEで見て、替え玉にあこがれていたそうだ。一風堂の店内は、込み合っており、レジで手間取っている店員さんと客のやりとりも。替え玉緊張すると言っていて、かわいいなと思う。
待っていると、閉店時間ぎりぎりの提供となりそう・・・・・・と告げられ、恐縮そうに謝る店員さんに、わかりましたーと答え、店をでた。連休おそるまじ。店員さんも少数精鋭で営業していたそうだ!
またな。
30分くらい走り回り、たいていの店がもう閉店時間を迎える中、札幌ドーム付近の、とある家系ラーメン屋のネオンがともっている。
名前知ってる有名だもん!
もうここにしよう。
と決めて入店。店内の雰囲気がラーメン屋ぽくなくて、アメリカンダイナーぽくて、おしゃれで気分がよかった。食券式なのも、ポイントが高い。店内のBGMがストーンズで、ラーメン屋でストーンズ!って初。 店員さんは、恐らく恐ろしい美男と、美魔女風の接客のかた、緊張する。店の人に粗相のないようにする。
今は、おしゃれなラーメン屋がたくさんできているもんね。もう、ラーメンっていう気分じゃない時のほうが多いから、ビストロみたいなラーメン屋とか、フレンチレストランみたいなラーメン屋とか、行ったことないけれど、新しい時代がもうずいぶん前から始まっていたのだなと、感慨。
家系ラーメン、羅臼塩ラーメン、羅臼醤油ラーメンをそれぞれ頼む。
店内の中央に、セルフトッピングのコーナーがあり、『無限にんにく』なるものが。
みんなで小皿にとりラーメンがくるまで、つまんだ。
なんか、自宅でこんなの作ったことあるなーと思いつつ、にんにく臭が気になるのと、外でにんにくを食べ過ぎると体が重たくなり体調が崩れることがあるので、わたしは、控えた。
ラーメン到着。体が冷えていたのもあり、滋味のあるスープにほっとする。煮つけた長方形の昆布がトッピングされている。白髪ネギとあっさりしていそうな チャーシューの桃色。ちょうどよく和風。チャーシューに薫製された風味が。不思議。
喉の乾かないラーメンで、嬉かった。
思えば、こんなわたしにとって、異種の王道ではないラーメンを食べるのって初めてやん。
みんなで、恒例のスープを交換して飲んだ。
家系を頼んだ家族のスープは、こってりなのに、うまみが詰まっていて『一口ちょうだい』を何度かやってしまった。
卓上酢の中に、昆布がひとかけら。まねしよーっと!
帰宅。
実家に車を返却し、自転車を三人で押して帰る。
この秋の空気が、寂しいねー。
と口々に言うけど、「お母さんは、秋が一番すきだ。悲しいところが好きだ」と、思春期の人のように高らかに宣言する。
そう。秋はさびしいのだ。
みんなで、空を見上げる。
飛行機が離陸するのか夜空を低く飛んでいた。丘珠かな。
わたしは、「おーーい」と手を振る。昔やったよね、ヘリコプターにも。熱気球にも。
どこかに、連れっていって、と心の中で叫ぶ。
ほんとうに、子供には内緒で。
心の中で、ひとりきりで。
わたしを、連れて行って、と思う。
「星が点滅している」
と、家族が言った。
みんなで、空を眺めた。
変な自転車の乗り方をしていて、あまりにおもしろくないから、すこし笑った。槇原ダンスという、いかにもやせそうなダンスを、信号待ちのときに家族が踊った。
さよならと言った君の、気持ちはわからないけどね。
みんなで、歩くだけで、昼間の今、昨日の夜が、とてつもなく遠い幻に感じるのはなぜだろう。
昼間の喧噪は、夜の喧噪とちがう手触りなのはなぜだろう。
ずっと真夜中でいられないからわたしたちは、昼間の光に怯えるみたいに、今日をすごす。
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今日は洗濯を中心に、効率良く家事をする。そして夜はゆっくり寝る。
家族の美容室に、たまっていた雑事。
頭よ、ファイヤーしないでね、と、なだめながらすごす。
押忍
ラーメン屋さんの水のみコップが赤くて素敵よね
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