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【おうちで漬物】#26 青唐辛子のシンガポール風甘酢漬け(ピクルス)〜アジア料理のみならずチーズトースト、ホットドッグ等にも

青唐辛子。
いつも買える&いつも欲しいものではないので、スーパーで見掛ける時にはスルーし、いざ欲しい時には手に入らない、私にとってはそんな存在だった。

だが先日の帰省中、たまたま寄った道の駅でつい購入してしまい、いくらか使ってみたところ想像以上に辛く、この量を料理で使い切るのは困難かも…との結論に。

青唐辛子の使途を検索すると、最も出て来やすいのは醤油漬け。確かに簡単・手軽ではあるものの、我が家の普段の食生活を考えると使い切れない気がする。豆腐やごはんにはとてもよく合いそうだけど、途中で飽きるかも知れないな…。夫は「ペヤングにかけたい」と言っているけれど。

もっと何かないかしら、と思いながら散歩していると、ふと目に留まったケバブ店。トッピングメニューのハラペーニョを見て、そうだピクルスとか酢漬けとかにすればもっといろいろ使えるよね、と帰って早速つくり方を調べた。

青唐辛子の酢漬けで検索し、ヒットした中で特に興味を引かれたのはシンガポール風、シンガポールの味、という言葉。
シンガポールの食堂やレストランでは青唐辛子の甘酢漬けの瓶が薬味としてテーブルに置かれているものだそうで、そうだ中国でもそうだった、と思い出した。
何度かそういうボトルが予めテーブルに置かれた店に出会い、麺類等の薬味に使った。四川料理や湖南料理は唐辛子を多用するので出張中にそうした店に連れて行ってもらった時かも知れないし、それ以外でもランチに麺を出す店では割と多く見掛けた気がする。台湾でも出会った気がするが、台湾のは醤油漬けに近かったような…あれも美味しかったな。いつか真似してみよう。

ともかく、甘酢漬けに挑戦。
いくつかつくり方を調べたところ、基本的にはピクルスとほぼ一緒。輪切りにした青唐辛子をさっと湯通しし、分量の酢と砂糖を混ぜ合わせて軽く煮立たせ、水気を切った青唐辛子を加えてひと煮立ち。粗熱が取れたら容器に移し、全体がなじむのを一日程度待つ。

今回の分量は以下の通り。
参考にしたレシピから、砂糖は気持ち控えめにした。

・青唐辛子:80g(5mm程度にスライスし、熱湯でさっと湯通し)
《甘酢》
・米酢:120cc
・砂糖:35g

青唐辛子のへたを取り、ホットドッグ等の薬味をイメージしてやや厚めにスライス。多分もっと薄めでよいと思う。

湯通し。軽く色が変わったらざるに取り、水気を切っている間に甘酢の材料をフライパンまたは小鍋に入れ、混ぜつつ軽く煮立たせる。

水気をとった青唐辛子を加え、煮立った状態を1〜2分キープ。

粗熱がとれたら容器に移し、冷蔵庫で一日ほど味をなじませる。

実に簡単。
一日経ったあたりで味見してみると、まだフレッシュな感じはあるがそれはそれで美味しい。少なくともこの青唐辛子を生でそのままかじることは無謀だが、この状態ならちょっとずつつまんで箸休めにも、おつまみにもできる。チーズトーストやホットドッグに合わせてみたい。卵チャーハンにも合いそう。

この前日たまたまとても久しぶりに、シンガポール料理ではないがアジアンぽい夜ごはんにしていた。残念、あとちょっと前に気付いていたら間に合ったのに…。
この日は道の駅で買ったテンペを使いたくてインドネシア料理中心だったのだが(別途記事化します)やや甘めの味付けが多いので、青唐辛子の甘酢漬けは箸休めにちょうどよかっただろう。特にテンペを使ったサンバルゴレンやパクチー餃子、いんげんのピーナツバター和え辺りにはよく合っただろうな…。

青唐辛子漬けがあるうちにもう一回ぐらいアジアの食卓を実施したい。
それと台湾の醤油漬けも気になって来たので(思い出したらすごく食べたくなって来た)青唐辛子がまた買えたら、次はそちらにも挑戦したいな。

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