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【駅・コンビニでご当地🍙】#7 金沢駅ビル「あんと」のJA焼肉弁当店で県産米ひゃくまん穀使用「福井梅」「源助大根」おにぎりと能登牛にぎり
金沢へ行くと必ず立ち寄る駅ビル「あんと」。中でも私が何か買う率かなり高めなのが能登牛焼肉弁当店の「ひゃくまんぞく亭」さんである。
私はひとりで遠征することも多く、そういう時は夜ひとりで外食に出掛けるよりもホテルでのんびり過ごす方が好きなので、当地を感じさせる何か美味しいものを駅ビルやデパート、スーパー等で見つけ、お酒とお茶、時にデザートも買ってホクホクで部屋に戻る。
今回は金沢滞在中の自由時間が殆どなかったこともあり、駅ビルをぐるっとひと回りした結果、やはり何度か購入したことのある同店で好物のあれを手に取った。
そう、「福井梅」のおむすびである。
福井梅に関しては過去記事を書いているので、よろしければ是非こちらも。
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石川県に来たのに福井梅とはこれ如何に、という気もしなくもないが、北陸三県はよほど連帯が強いのか、富山・石川・福井で梅おにぎりを買うと大抵「福井梅」と銘打たれている。富山にも石川にもご当地梅はちゃんとある、しかしそれでも「福井梅」。しかもここはJA直営店ゆえお米は県産米の「ひゃくまん穀」。これは是非とも食べてみたい。
さらに、もう一品食べてみたい具材を発見した。
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「源助大根」。初めて聞く名だが、名前からしてきっと加賀野菜だろうと期待。しかもたくあんマヨ、これも美味しそう。
それに、やはり能登牛も食べたくて、同店の弁当類の中で最もボリュームの小さい能登牛にぎり三貫も購入。
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単品の能登牛は注文後に焼いてくれる串焼きもあるのだが、この後予定があって食べるのが約6時間後になるので今回は断念。この日はここまでかなり歩いていて、本来がっつりとしたステーキ弁当などを食べたいところだが、この後さらにひと歩きするのでこれも我慢。
さて、予定を経てホテルに戻り、諸々済ませてお腹はぺこぺこ。早速能登牛からいただく。
さっと炙ってあるのでビールにもワインにも合うのがまた良い。炭火の香りもほんのりと香り、厚切りステーキもいいけど「良い肉をちょっとだけ」もいいなあと改めて思う。秋味がよく合う。
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ああ美味しかった。牛肉は普段あまり食べず、疲れてくると食べたくなるので尚のこと身体に効く気がする。和牛、美味しいですよね。
さて、続いては🍙。福井梅はどんなかな?と割ってみると…
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えええええ梅が少ない…………
もっとどーんと酸っぱく入れていて欲しいのに、たったこれだけ…?これだけですかJAいしかわさん…。こんなの梅の味が殆どしないですよ…。せっかくの福井梅、肝心の梅をもっと食べたいのに。きゅーっと酸っぱい顔になるくらい、がつんとした梅干しを!
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でもこういうことは多々ある。
私は梅おにぎりには梅干し1個まるごと派(それもできれば種入り)だが、酸っぱいものの苦手な方が増えている昨今、減塩ブームも重なり梅おにぎりの梅は縮小化傾向にある。形のないペーストが入っていることも珍しくない。
いやでも、それにしてもその量が少ない。少な過ぎる。ただでさえ福井梅はまろやかさが特徴で他の品種より酸味がおとなしいのだ。もっと入れてくれないと梅っぽさが感じられない。いやほらなんかこう、もうちょっとらしさを出してくれても良くないですか?だってJAですよ?
若干の物足りなさを抱きつつ、源助大根へ。
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ほう、思ったよりもたくあんっぽくなく、良い意味で食べでのある生っぽい大根マヨ感。たくあんマヨというより大根サラダに近い。細切りではなく小さな角切りなのもおにぎりの具として食べやすい。これは良いですね。
そしてやはり源助大根は加賀野菜。下の記事にある通り、肉質が柔らかくきめ細かな感じなので、おでん等にしたら最高に美味しいだろうなあ。金沢おでんも良いですよね。
うん、満足。
お米は具材の味を邪魔しない、比較的さっぱりした味に感じた。粒が大きく、冷めても美味しいのはさすが北陸米。「ひゃくまん」とひらがなで書かれるとついこの方を思い浮かべてしまうけれど(ひゃくまんさんが私はかなり好きなのだ)、美味しかった。
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金沢駅構内で福井梅のおにぎりを買えるお店は他にもいくつかあるが、今回は他の具材やお米も含めてJA直営店を。
今回は短時間でいくつかの都市をめぐる旅程で食事の時間も不規則だったため、状況次第ですぐ食べられるおにぎりを持っているととても心強かった。2024年9月現在は米不足でおにぎり販売店の皆さんも苦心されていると思うが、やはりおにぎりは間違いなく日本の人々のソウルフード。どこでも買えて、気軽に食べられる存在であって欲しい。
今回もう一品ご当地🍙を食べているのでまた別記事で。