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【おうちで漬物】#22 夏の味、白瓜でシンプルな塩漬け

白瓜が好きである。
これと、夏になるとよく見掛けるやや育ち過ぎたジャンボきゅうりは大好物で、見つけるとつい嬉しくなって買ってしまう。
どちらも私にとって夏の間の準主食みたいなもので、同じ調理法でもりもり食べられる。

適当に切って塩とにんにくで炒めても美味しいし(かつて出張先の中国の社員食堂で、こうして炒めたきゅうりと茄子、若しくはスープが毎日のように出た)、それに卵を加えても、またオリーブオイルで炒めてトマトで煮ても大変食べやすく美味しい。私は青虫か?と思うほどもりもり食べる。

でも今の時期はまだそれほど大量には出回らないので、まずは漬物にして楽しむ。
ごくシンプルに塩漬け。今回は浅漬けで食べ始めて乳酸発酵させていないが、少し酸っぱくなるまで漬け込んでももちろん美味しい。
真夏になって瓜がたくさん出回る時期なら、雷干しにして和え物にするのも良い。

漬け方は本当に簡単。

①白瓜を洗って縦に割り、さらに長さを半分に切って四等分にする。もっと大きな瓜の場合は縦三等分でも良い。ファスナー袋(1本ならMサイズ、それ以上ならLサイズ)に入れやすい長さに揃える。

②切った瓜の各断面に塩をまぶしつけて水が出やすくし、種を抜いてちぎった赤唐辛子と一緒に袋に入れて空気を抜き、重石をして常温で漬け込む。
漬け上がりの目安は瓜からしっかり水が上がり、しんなりして少し色が変わるくらいまで。

これでまる二日漬けた状態。途中何度か上下を返し、塩をしっかり浸透させる。

なお、瓜は水分が多いので驚くほど大量の水分が出る。出た汁がこぼれないよう、予めバット等に入れておくと安心。

二日でややフレッシュな浅漬け程度なので、もっとしっかり漬かったのが好きならもう一日〜二日ほど待っても。

好みの漬かり具合になったら、好みの厚さに切り冷蔵庫へ。このままでもさっぱりして美味しいし、削りがつおやおろし生姜をのせ、醤油をたらしても美味しい。最終的には炒めるのもおすすめ。炒めごはんの具にも、飛騨名物の漬物ステーキにも向く。

じめっとした暑さが身体にこたえる時期なので、体の内部を潤し、滞った熱を下げて巡らせる効果のある瓜はどんどん食べたい食材。

早くもっとたくさん出回るといいな。
味噌漬けや醤油漬けも良いし、瓜って意外と使いでのある便利な野菜である。

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