見出し画像

【駅・コンビニでご当地🍙】#18 銀座のアンテナショップで団子屋さんのもちもちおこわ、「おいしい山形プラザ」でおこわおにぎりと小野川豆もやし

今回も駅でもコンビニでもないけれど、JR有楽町駅徒歩5分、銀座一丁目駅すぐの山形県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」のお話。

ご存知の通り有楽町~銀座には全国各地のアンテナショップが点在し、中にはおにぎりを販売している店舗もある。ただ販売数が多くはないためだろう、開店時刻からの終日ではなく、昼時から売られるケースが多いようだ。この日私は11時40分頃有楽町駅に着き、東京交通会館内のアンテナショップを横目に眺めつつ「おいしい山形プラザ」へ向かった。

今回向かった目的はとある食材。米沢のあたりで生産されるものすごく長くて立派な豆もやし「小野川豆もやし」が入荷したと数日前に公式Ⅹで観たのだ。なんと!それは是非買いに行かねば!

小野川豆もやしは以前から食べてみたい食材だった。夫の大学時代の先輩に米沢で日本料理店を経営されている方がいる。同店でこのもやしを調理する様子が数年前にテレビで放映され、それが殊の外美味しそうだったのだ。
それはなんとも贅沢な、最高級の米沢牛とこの長い豆もやしだけを具材としたすき焼きだったのだが、食べてみたいと思ったのは肉よりもこのもやしの方だった(小野川豆もやしを特集した番組だったので当然ではあるが)。すき焼きにもやしを入れる発想は私にはなかったし、プロのつくる出汁や割り下でこの長い、食感や味にすぐれた豆もやしを煮るというのがなんとも美味しそうに思えた。ああ食べてみたい…。
夫は学生時代に大変お世話になり、今なお敬愛する先輩がテレビに出るというので張り切って録画し、私に見せてくれたのだが、食いしん坊の私は例によって先輩よりももやしに釘付けになってしまった次第である。かたじけない。

食べてみたいが、もやしは日持ちのする食材ではない。米沢へ行かなければ食べられないと半ば諦め、それ故忘れかけていたが、なんと東京でも買えるとは!それならば是非買って調理してみたいと張り切って向かった訳である。

そんな小野川豆もやし、この日私の到着時点で残りはわずか2袋。店頭の野菜コーナーでしばし探した。やはり人気なのか、或いは入荷量が少ないのか、ともかく買えてよかった。
こちらについてはまた「週末ごはん」記事で。長いまま春巻きにしました。美味しかった。

全長約25cm(根っこを入れて30cm)

お目当ても無事入手でき、ホクホクで他にも気になった品をいくつか選んで会計列へ進むと、レジ前に湯気を含んだおこわおにぎりがほかほかと並んでいた。ちょっとびっくり。「おいしい山形プラザ」でそのまま食べられる軽食の類を見たことはこれまでなかったからだ。冷凍のつや姫おにぎりは美味しそうだが温めのサービスはないし、菓子類は豊富に揃うが菓子パンを含むパン類は見たことがない。ここでランチを調達することはできないと思っていた。
パッケージを見る限り、キャンペーンや新商品という感じでもなさそう。とりあえず1個買ってみる。
それがこちら。
「おこわおにぎり ひじき(270円)」。しめじのおこわもあった。売り場のポップの書き方では、数種類の中から日替わりで2種置かれているようだ。

このシンプルさ、山形っぽい

ご覧の通り、いかにも以前からあった感じのシール。裏には「㈱東だんご本舗」とある。ほう、おだんご屋さんのおこわですか、それはきっと美味しい。昔ながらの安定の味だろう。和菓子屋さんの巻き寿司やいなりが私は大好き。それになんと言ってもおこわは抜群に腹持ちが良い。

折角なのでレンジで軽く温めてみた。フィルムを開くと、もち米の良い香りがふうわり漂う。歯触りはもっちり、ぷっちりと米の粒が噛み切れる感じも心地よい。至って優しい薄めの味付けで、家で炊いたおこわみたいだ。美味しい。これは、あったらまた必ず買うなあ…。
検索してみると、少なくとも2015年時点で既に人気商品であったことが判明。これまで見なかったのは、私が開店直後に行くことが多かったからかも知れない。やっぱり昼時を狙うべきですね。

ちなみにこの「東だんご本舗」、サイトを覗くとお団子も実に美味しそう。次に山形へ行く際にはこちらへも行ってみたい。おこわは五目・山菜・しめじ・ひじき・赤飯の五種類。行きたいお店がまた増えて、嬉しい発見だった。

皆さまも銀座周辺に行かれる機会があったら是非。もち米の香りがとても良く、癒されるおにぎりです。

いいなと思ったら応援しよう!