学校集団イジメ編
始まりは中学校二年生
異変は突然起きる
おならがとまらなくなったのだ
漫画みたいな馬鹿らしいはなしである
授業中静まり返るクラス
何度も何度も生理現象に襲われ
たくさんのイジメを受け続けた
想像してみてほしい
ガスが出そうになって冷や汗をかく
うまいこと処理できた事もあれば
音をだしてしまったこと、犯人探し
少なからず
そんな経験があるのではないだろうか
一日数回なら
病気でもなんでもない
過去のはずかしエピソードだ
それで済むなら幸せな人生だ
自分の場合
授業一回(50分)で
10~15回ほど出る
十数年の勉強で減らす手段はあったが
当時は少なく見積もってこんなものだった
本人の努力や意志に関係なく
こういった症状に襲われる
それが学校でおきたらどうなるか
みなさんの想像した通り
毎日椅子を蹴られ
学校に来るなと毎時間言われ
ひどいあだ名を付けられ
みんなでおならの音をだしてクラスで笑うのも日課だった
友達ももちろんいなくなった
集団生活、協調性、クラスの和
道徳や社会の体現だったのだろう
社会活動をして、人権についてスピーチ大会に出る生徒会長
補聴器をつけ、こういう個性があり理解してほしいとクラスの前で語った彼女
幼稚園からの幼なじみ
体育会系の教師
二人になると汚い、臭いなど様々なことばをもらった
みんなの前では常識人でいる人たちもいた
すべての人間に失望した瞬間だった
今の私を作っているオリジンだ
校外学習も、修学旅行もいかなかった
いけなかった
もちろん病院にもいった
気のせいだ、自臭症(妄想)だといわれ
精神薬を常用するようになっただけだった
もちろんそんなものでは良くならず
いじめは二年間しっかり続いた
医者が妄想だというものだから
親も学校を休ませてくれることもなく
当時の私からすると
どんなに訴えても無理やり学校にいかせる親は
イジメの主犯の一人でしかなかった
そのため、いまも親にいっさい情がもてない
14やそこらの子供にできるのは
ただ耐えて耐えつづけるだけだった
辛すぎて4時ごろまで起きていた
寝たくなかったのだ
深夜ドラマをみたりしていた
当時は怨み屋本舗がやっていて
自分のことも助けてくれないのかな
なんて思っていた
音龍門やMVが流れる時間帯もあった気がする
敵と同じ時間を共有していないことの幸福感もあった
普通に生きることができなくなるような
人間の悪をたくさんみた2年間だった
健常者からしか見えない世界
言えない偽善の言葉がある
ただこっち側に誰も来なくて済むことは
祈り続けている。
補足はあるかもしれないが
最初はこんなもんだった