"量産型思考"から抜け出す【婚活エッセイ】
先日、新聞を読んでいたら、こんな記事が目につきまして👇
以前から、「婚活をスムーズに進めたいなら読書がオススメ」「知性は読書から!」「とにかく読書!お願い後生!」とうるさく騒いでいる私からしても、そりゃそうだよな~!!!と思った。
「聴く読書」の便利さと有益さは、東京新聞さんの記事で分かりやすくまとめられているんだけど(以下抜粋)
働き出すと、本が読めなくなる人は多い。
時間がないから。
疲れているから。
集中できないから。
なんとなく読む気にならないから。
どうせ読み切らないし。
とにかく今は休みたい。
何も考えたくない。
そうして、ゴロゴロと横になって、スマホに逃げてしまう。何をするでもなくボーっとSNSのタイムラインを眺めて、時間が溶けていく。私も痛いほど経験がある。それは決して悪いことではない。けれど。
本当に、その時間を求めているのかな。その時間は、リフレッシュになっているのだろうか。
人は、事象に対して、一番初めに目にした意見を、自分の意見だと錯覚しやすい。今、SNSはそれが顕著だと思う。バズっている話題に対して。炎上しているニュースに対して。男女平等、婚活ノンフィクション、ジェンダーレス、年収学歴…
思考が両極端に分かれ過ぎていて、正でも誤でもない"一意見"を、柔軟に受け止められる人が少ない。「嘲笑」は、想像力の欠如に他ならないのに。
なんでこんな風に思ったんだろう。
この人はどんな経験をしてきたのかな。
こんなバックグラウンドがあるのかもしれない。
そういえば私にもこんな時期あったな。
あの時の私なら、どう思っただろう。
それが"思考"であって、情報は、思考があって初めて有益に働くんじゃないのかな。
読書は、大衆ではなく、一人の意見を読む。読んで、考える。感想を持つ。ハッとする文章に出会ったり、鳥肌が立ったり、逆にモヤモヤしたり。興奮して、誰かに読んで欲しくなったり。そんな話が、私はしたい。条件の話じゃなくて、感情の話を出来ている男女は、婚活市場にどれくらいいるのだろうか。
好きな本を読めなくなっても、映画を観れなくなっても、生活には困らない。ワイドショーを見れば流行りは追えるし、世の中のことも何となくは分かる。でも、感情に疎くなる気がする。先日、こんな言葉を見かけた。
「心が身体を去っていく」
まさにそれだと思う。
時間は追いかけてくるし、日々は目まぐるしいけれど。情報より、思考したい。
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