お土産『ごぼう麺』商品企画19 販売開始と麺
4月24日から販売を開始したごぼう麺だが、売り場作りについての改善点が一つ上がっている。ロウ見本だ。
ロウ見本は箱に穴を開けて、中に麺のロウ見本がある。
そもそもごぼう麺はうどんではない。ジャンルはごぼう麺!と言いたいところだが、「変わり麺」というジャンルだ。練り込むものによって内容が変わる。柚木や蓬などを練り込んだり、麺に何かを加えて独特な風味をつけたり色をつけたりするものだ。
今回売り出すにあたり、うどん製造メーカーにあるロウ見本はうどんなのだ。その中でもできるだけ近いものを選んでもらっているが、やはりお客様からは
「麺はこんなに白いのですか?」
という意見がある。どんなロウ見本があるのか確認不足だったこともあるが、物によって色が違うなど、変わり麺は個別に作るのはやはりコストもかかるし対応が難しいようだ。(うどんやラーメンはほぼ太さの違いくらい)
では実際の麺はというと、従来のNB商品とは違う。実際店舗で出している物に比べると微かに色が薄くはあるが、味はイイ。
茹でている段階からしっかりとごぼうの香り。キッチンがごぼうの香りで満たされることだろう。
実はこの麺に関して、課題があり約1年、販売を遅くすることになった。原材料の一つ、美東ごぼうのパウダーの供給に課題があったためだ。今ではこの課題は解決したのだが、この一年、悔しい思いもした。しかし今年にずれ込んだことが結果的に良かったと思えるように、今をがむしゃらに生きている。
メンバーの商品知識を増やし、ブランドや味、作り方や原材料の栽培や文化に関することまでお客様に伝えるのが我々の使命だ。