滴る水と心の軌道
窓に雨粒がつく。
雨粒は集まり、いつか筋となって滴る。
滴った雨粒の筋は「道」となり、
ずっと雨粒がそこを通るようになる。
心も同じだなとふと思う。
一度できた思考の「道」は
なかなか消すことができない。
一度できた「道」に、
知らず知らずのうちに引き込まれ、
気がつけば同じ着地点にいつもいる。
入り口は違くとも。
できれば、沢山沢山、心の水滴の道を作りたい。
あるいは、水滴のままでいてもいいと、
思えるようになりたい。
必ずしも、何事も、
答えを出さなくてもいいはずだから。
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