最先端がん治療と自然治癒力
最先端がん治療を考えてみると「自然治癒力を利用する」って所に近づいてきているという話です。
やはり
「医学が進むとそっち(自然治癒力)に行くよね~」
ってな心証です。
私は最近ある食品を1年近く摂りつづけることで自然治癒力が向上し、その結果10年以上患っていた痔ろうが寛解しました。
それはめでたしめでたし
なんですが、
その理由を探るため、
「自然治癒力とはなんぞや?」と自分なりに探っているところです。
ところが情報を探っているうちに、がん治療の分野においても、治療法が「自然治癒力を生かすことにかなり近づいてきている!」
と感じましたので、そこらを述べてみようという流れです。
従来のがん治療
従来のがん治療は
1.外科手術
2.化学療法
3.放射線療法
でしたが、そこに4番目として免疫療法が注目されてきています。
4番目として免疫療法
免疫療法は、
1)樹状細胞DCや細胞障害性T細胞CTLなどを増殖させるいわゆる養子免疫療法
2)CAR-T療法
3)光免疫療法
4)免疫チエックポイント阻害剤療法
などが見受けられます。
養子免疫療法
DCは白血球の約1%、CTLに至っては白血球の10のマイナス6乗レベルの存在割合ですから、彼らをクローン増殖すれば良い。
これが養子免疫療法です。
CAR-T療法
CAR-T療法は、CTLのTCRなど表面分子を人工的に改造して、1個CTLの能力を増強させる手法です。
ですが、1個の細胞の能力を高めてもクローン増殖しなければいけません。
光免疫療法
光免疫療法は、最近一番注目を浴びている療法でしょう。がん細胞表面の上皮成長因子受容体(EGFR)と結合する抗体に赤外線を当てると抗体ががん細胞を壊死させます。これによりTregの活動も抑えられ、CTLの働きも増すようです。
免疫チエックポイント阻害剤療法
CD8+T細胞の表面のCD分子に相手が結合すると、働きが阻害されCTLになれません。これを防ぐ方法です。これらを表に記載します。
また、詳しくは別記事の、自然治癒力の免疫中の適応免疫に記載する予定です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705901625278-6DsLM8778R.png)
これら免疫療法は、自然治癒力の一部である免疫をうまく生かしてがんを殺すので、主役は免疫で、薬などはその引き立て役になります。
細胞レベルの免疫学が進歩し、免疫系、病理学系、臨床系の知識を総動員して、ようやく「自然治癒力を臨床に応用できるようになった」と言うことでしょう。
免疫チエックポイント阻害剤はオプジーボやヤーボイなる名称で販売されており、その成功を受けて現在、20~30個レベルの免疫チエックポイント阻害剤が現在開発されているようです。
EP2/4阻害剤
その中で注目しているのは、EP2/4阻害剤です。
EP2/4阻害剤は細胞障害性T細胞ではなく体細胞をターゲットにしているのがポイントです。
つまりがん細胞を直接やっつける細胞障害性T細胞ではなく、がん細胞の周りの体細胞に影響を及ぼして、がん細胞をやっつけようという考えです。
プロスタグランジンE2(PGE2)という物質が体細胞にくっつくとがんを悪化させてしまうので、それをくっつかなくするのがEP2/4阻害剤です。
しかも多くのがん種に対して、 PD-1/PD-L1阻害剤やCTLA-4阻害剤以上の効果が期待されています。
開発者の一人でノーベル賞候補と言われる成宮周さんも、「そこががんに効くんかい!」とうなったとか。
最先端治療のトレンドは自然治癒力の免疫を生かす方向に向かっている」と言っても良いでしょう。
がん以外のいわゆる難病と言われているものも、このトレンドに沿って医療の開発が進んでいるようです。
実はEP2/4阻害剤近くにお宝が!
ちなみに私の痔ろうが寛解したのも、ある食品で自然治癒力が高まったためですが、このEP2/4阻害剤に近い理由を感じています。
皆さん、ここです。
ここらにお宝眠ってますよ。
免疫力爆上がりで、慢性疾患が快方に向かいますよ。